発見と命名
中国山東省青島で発見された頭にユニークな骨突起を備えた化石が、1958年楊鐘健により発見される。同年に楊は発見場所と最大の特徴である頭部の突起に因み、「トゲのような鼻をした青島の爬虫類」を意味するチンタオサウルス・スピノリヌスと命名した。
特徴
全長10メートル程のランベオサウルス亜科の恐竜で、生態は近縁種と似ていたと考えられている。
パラサウロロフスやコリトサウルスなどの他のランベオサウルス亜科のように、頭頂部に特有の骨突起を持っていた。
ただしユニコーンのようにひたいにまっすぐに伸びており、これはチンタオサウルス独自の特徴である。
このトサカは死後に化石化する途中で折れ曲がっただけで、生体では突出していなかったという意見もあったが、後に別個体の化石にもトサカが認められ、元来のものであると証明された。
骨突起は他のランベオサウルス亜科の例に漏れ、内部が空洞ではなく鼻腔に通じていなかったため、この突起の用途は判明していない。華奢である為武器ではなく、性差や年齢の違いを見分けるためのものだった可能性が高い。
ところが2013年、衝撃的な事実が判明した。なんとチンタオサウルスのトサカは大きなトサカの一部であったのだ。
そのトサカは、他のランベオサウルス類亜科同様、前上顎骨と鼻骨からなり、葉状で背が高い構造となっていた。
イメージ的に一番近いのはランベオサウルスのトサカで、彼の後頭部の「ツノ」をなくしたような感じ。
今後チンタオサウルスの復元画を描くときは、注意が必要だ。
古代王者恐竜キング
第1紀から草属性・必殺わざはパー・強さ1200で登場。ショルダーネームは「アジアの歌舞伎者」。バトルタイプは第6紀まではまもりタイプ、2007第1紀から2007第3紀はカウンタータイプ、激闘!ザンジャークはハンタータイプ。
目覚めよ!新たなる力ではスーパー恐竜も登場した。
コロコロイチバン!の付録の恐竜カードとして「最強古代王者決定ギャグ オレたち恐竜キング」の固有名詞付き恐竜の「チンタオ」も登場した。ただし「キング」「カブト丸」などが「通常版の甲虫に個体としての特徴を反映させた姿」でゲームに登場したのに対してこちらは「漫画でのデフォルメ化した姿を相似拡大した姿」で登場したため、違和感が大きく、ステータスも通常版と比べて大きく変更されている。
関連タグ
現存!古代生物史パッキー・・・作中にチンタオサウルスの「チンタ」が登場する。