概要
兎原透子とは、2016年より「となりのヤングジャンプ(集英社)」にて連載中のマンガ『明日ちゃんのセーラー服(AKEBI's Sailor Uniform)』に登場するキャラクターである。
作品の主人公、明日小路のクラスメイト。
プロフィール
他のクラスメイトに比べて溌剌とした性格をしている。クラスメイトの噂話が好きで、ちょうど前の席にいる作品の主人公明日小路のことをよく気にしている。人をからかうようなことをよく言いがちだが、人思い・友達思いであり、繊細なところも持ち合わせている。左利き。
受験勉強の時はクラス委員長の「谷川景」、副委員長の「龍守逢」と同じ塾に通っていた。その関係で「龍守逢」とはお互いに下の名前で呼びあう仲である。
蠟梅学園の学生寮「満月寮」から通学しており、クラスメイトの神黙根子と同じ部屋で生活している。満月寮では台所係を勤めていて、洋菓子店を営む実家に電話で訊いたレシピを参考にお菓子を作って周囲の人に配っている。満月寮に入る以前は、お菓子作りに全く興味がなく、店番をしたり、親が店にいる時に家事を手伝う程度だった。
お菓子を配るようになったきっかけは、満月寮に入る際の挨拶で、自身の名前“兎原”から考えた「兎の耳のカチューシャを着けて自己紹介をする」というネタを披露してウケなかったこと。
兎の耳のカチューシャを着けて自己紹介をする透子
挨拶の汚名返上をしようと考えた結果、「規則だらけの寮生活だから、せめてお菓子くらいは自由に食べたい」という話が出ていたから、満月寮の台所を自由に使える台所係という立場を活用してお菓子作りをしよう、という結論に至ったのだった。
部活はソフトボール部に所属している。小路が部活選びに迷っていた際にはバットを振りながら
「私とソフトボール部で全国目指そう!」
と言ってソフトボール部への所属を勧誘した。小路の運動神経の良さを買いたい思惑があったと考えられるが、小路は演劇部の所属となり、蠟梅学園の校則では部活の兼部が可能であるものの、兼部をせずに専念しているため、ソフトボール部に所属させることは叶わなかった。
過去(アニメのみの方は閲覧注意)
原作6巻にて。夏休みに東京に遊びにきた「明日小路」を「木崎江利花」や「龍守逢」と東京案内をしていた時に小学生時代の同級生に出会う。
しかし、その相手は小学時代の女子のリーダーてきな子で、兎原はある日その子に嫌われてしまう。
そのせいで、学校で孤立してしまうという辛い経験をしている(仲良かった子たちからも無視されるようになる等)。
そのことで小学校が恐くなり、中学校は絶対に地元の子が来ない学校に行くと塾で探していた時に蠟梅学園のことを知り、猛勉強をして受験したと小路たちに話している。
彼女自身はそのことを「ダサくて、カッコ悪い」と言うが3人から「ダサくない」と言われ、小路からは「サケの産卵の話」を例えにされ「産卵地までたどり着いたサケと一緒で、逃げきった兎原さんはカッコいい」と言われる。
また、東京旅行編終盤には小路や木崎に「下の名前で呼んでほんしい」とお願いし、下の名前で呼びあうようになる。