概要
『女神転生』シリーズ初の完全ゲームオリジナルストーリー。
ストーリー
2036年、20世紀末に発生した最終戦争によって崩壊してしまった東京。地上には狂人や次元の裂け目から現れた悪魔が跋扈し、生き残った人々は明日をも知れぬ日々を送っていた。
一方、平和な京浜第3シェルターに住む主人公と親友は、ある日「デビルバスター」という体感RPGを手に入れる。二人が夢中になってそれを攻略し終えたとき、コンピュータの画面内にパズスと名乗る悪魔が現れた。パズスは自らを神の使いと名乗り、二人が神に選ばれた救世主だと告げる。パズスは東京がバエルという魔王に支配されていることを説明し、主人公には「悪魔召喚プログラム」を、友人には魔法の力を与える。
折しもネットワークを通じて、ついにデジタル・デビルが第3シェルターの内部にも侵入し始める。覚悟を決めた二人は武器庫に保管されていた銃を手にし、30年以上も閉ざされていたエアロックを開いて荒れ果てた地上へと踏み出していった。
余談
開発中心メンバーの1人であり、シリーズの基礎となる作品世界の設定や悪魔合体システムを考案したゲームクリエイターの鈴木一也が2018年に受けたインタビュー中で、女神転生にまつわる都市伝説『すぐにけせ』について真相を明かした。
そして、鈴木本人の口から「巷の都市伝説はデマ」と断言されたが、直後にそれを上回る「都市伝説で語られるものとは異なるが、実は2作目(デジタル・デビル・ストーリー 女神転生Ⅱ)に『すぐにけせ』と表示されるプログラムを仕込んだのは間違いない(要約)」というとんでもない裏話を公表した。
鈴木によると「発売直前の頃にはその要素がごっそり削除されていたが、おそらくその仕込みを知っていたスタッフの誰かが何らかの形で外部に漏らし、それが伝聞を繰り返した末に件の都市伝説になった」と分析しており、
- かつて『女神転生Ⅱ』に「すぐにけせ」を仕込んだのは真実
- それを『真・女神転生』に仕込んだとする巷の都市伝説は嘘
とする開発首脳本人の証言で15年に及ぶ「すぐにけせ」論争に終止符を打った。
【衝撃】真・女神転生の都市伝説「すぐにけせ」の真相が判明 / 開発者が話す開発秘話