「狭い軌間(narrow guage)」の意で、標準軌(標準的な軌間)より幅の狭い線路、またはその路線を指す。
日本語では「狭軌(きょうき)」と言われる。
但し、世界的な標準軌は1435mmであり、日本においては、新幹線など、一部の路線にしか存在しない。
JRの在来線を始めとする日本の鉄道の多くは、1067mmの軌間が採用されており、狭軌が事実上の標準と言ってよい。
そのため、日本において「ナローゲージ」という表現が用いられる場合は、1067mmより狭い軌間を示す場合が多い。
日本に存在するナローゲージとしては、近畿日本鉄道の内部・八王子線、三岐鉄道の北勢線など、軌間762mmのものが代表的である。