概要
黒髪の乙女とは、夜は短し歩けよ乙女のヒロインであり、作中の語り部にしてもう一人の主人公。あるいは、四畳半神話大系の「私」及び夜は短し歩けよ乙女の主人公である先輩の理想タイプの女性を表す。単に「黒髪の乙女」とだけ呼称される場合、前者を指すことが多い。
夜は短し歩けよ乙女
CV:花澤香菜(アニメ映画版)
本名不明。先輩が恋をしている女子大生で、先輩と同じクラブの後輩でもある。黒髪のショートで小柄で色白な容姿をした清楚な佇まいをしているが、大人の世界に憧れて夜の街に繰り出して行くほど好奇心旺盛で素直かつどこか天然なキャラクター。実はうわばみで好きなお酒はラム酒。先輩の想いは気づかずに待ち伏せしていることも全て奇遇だと思い込んでいる。姉(映画では母親)に教わったという親指を他の4本の指で包み込むよう握り、招き猫のようにした手で繰り出す愛のあるパンチ「おともだちパンチ」という技と(要は腕っ節が強すぎてそのままでは重傷者を量産することになってしまうのを危惧し丸め込んだらしい)、「なむなむ」という黒髪の乙女が独自に開発した万能のお祈りを使う。趣味は読書と映画鑑賞、小さい頃に読んだ絵本「ラ・タ・タ・タム」が大好きで、彼女の心の指針にしている。文化祭では、射的で当てた大きな緋鯉のぬいぐるみを紐を使って背負いながら夜の町を練り歩いた(映画では大きな緋鯉と合体したジャケット)。また、ゲリラ演劇「偏屈王」のヒロインであるプリンセス・ダルマの代役を引き受けていた。
ゲリラ演劇なだけに台本を読み込む時間は配役者全員殆ど与えられていないのだが、よほどの読解力の主なのか、一回ざっと読みしただけで全部頭に入れ、難なく役をこなす。
↑原作 ↑映画版
四畳半神話大系
四畳半神話大系の「私」が理想像として掲げている女性のタイプ。「私」曰く、厳密には「ふはふはして、繊細微妙で夢のような、美しいものだけで頭がいっぱいな黒髪の乙女がいい」とのこと。「私」の黒髪の乙女の理想像に一番近いのは小日向さんだが、作中では「私」が一度告白して振られていることを示唆する描写が存在する。なお、作中では小日向さん以外にも、もう一人黒髪の乙女が登場するが...?