※以下、主にアニメにおけるエド・フェニックスについて記述する。
漫画版については後述。
概要
プロリーグに在籍するデュエリスト。主にD-HEROデッキを使用する。
デュエルアカデミア本校のオベリスクブルーに所属する生徒でもある。
二期
53話にて初登場。既にプロリーグで活躍するデュエリストでありながら、マネージャーを務める旧知の友人・斎王琢磨の指示により、デュエルアカデミアに一年生として入学。遊城十代に憧れる新入生のふりをして勝負を挑み、即席デッキでその実力を量る。
プロリーグ入り間もない丸藤亮との試合にE・HEROデッキで勝利(このデュエルを発端にカイザーは連敗を重ね失墜、後にヘルカイザーに変貌する)、試合後にテレビを通じて同じヒーロー使いである十代に宣戦布告。二度目のデュエルでは亡き父親のデザインしたD-HEROデッキを使用してこれも勝利。このとき父親を殺され世界に一枚しかない「究極のD」のカードを奪われた過去、復讐とカード奪還への決意がエドの口から語られる。
新たなヒーロー・ネオスペーシアンを得た十代との三度目のデュエルを通じて、かつてヒーローに心躍らせていた頃の気持ちを思い出したエドは、彼の力量を認めはじめる。しかし敗北後、斎王はエドの前から姿を消す。以降、エドはデュエルアカデミアの港に自家用船を停泊して拠点とし、斎王と彼をトップに置く光の結社の様子を単独で探るようになる。
終盤、プロリーグのチャンピオンでエドの後見人でもある男・DDが、亡父の仇にして探し求めた究極のD・D-HERO Bloo-Dの所持者であることがDD自身の口から明かされる。エドはDDに苦戦するも勝利、Bloo-Dを取り戻す。
破滅の光の影響下にある斎王を救うため、光の結社に乗り込み斎王とデュエル。勝利こそ掴めなかったものの、斎王の本来の人格と再会、共に破滅の光に立ち向かった。破滅の光との戦いは十代に引き継がれ、彼の勝利ににより光の結社に関わる一連の出来事は解決に至った。
三期
ヘルカイザーやツヴァインシュタイン博士らと共に、本来の世界から異世界を漂流するデュエルアカデミア生徒に協力。中盤、異世界再突入に巻き込まれ、ヘルカイザーと二人で十代の行方を追い、オブライエンと合流して覇王十代の待つ城へ赴く。十代を救出した後、エコーを自らの力の贄にしようとするアモンと対立、デュエルに敗北して消滅するが、他メンバーと同じく最終的には異世界から無事生還する。
四期
就職活動が上手く進まない万丈目準をプロの世界を見学させる名目で付き人につける。エドと千里眼グループが莫大な開発費を掛け共同で作り上げたカード・Dragoon D-ENDの盗難事件が起き、責任をとって一時プロデュエリストを辞め、行方を晦ましていたが、万丈目と十代、エメラルダの尽力で事件は解決、カードはエドの手に戻り、プロの世界で借りを返すと万丈目に約束した。
なお、二期序盤に一年生として入学、そのまま在籍していれば三期には二年生に、最終回後には三年生に進級しているものと思われるが、アニメ本編においてはアカデミアの授業に出席している様子は見られない。
人物像
性格
『挑戦的な性格なのだが、最初に十代に会った際には礼儀正しい新入生のフリをしたりとかなり計算高いタイプ。
冷たい言動が目立つ彼だが親友である斎王琢磨のことを一番に心配し、光の波動に支配された斎王を救うために粉骨砕身したり、父親が残してくれたD-HEROを信頼し、デュエルに負けても「D-HEROが負けたわけじゃない、ボクのプレイが未熟だっただけだ」というセリフを残すあたり、一度信じたものは何があっても裏切らない、信念の強い性格と思われる。』(遊戯王デュエルモンスターズGX タッグフォース2・デュエリスト名鑑より)
その他
58話においてデュエルアカデミアに航空機からのスカイダイビングで来訪したこと、同機内の人物との「Are you ready?」「うん!」「GO!」というやり取り、飛び降りの際の掛け声(「イヤッッホォォォオオォオウ!」と表記される)は視聴者に大きなインパクトを与え、ネタにされることが多い。
また、本編中でたびたび見せる挑発的な表情、特に141話の異世界の館でのデュエルにおいて見せた表情(→これだからプロは)や、165話に出てきた著書のタイトル「それはどうかなと言えるデュエル哲学」は並んでネタにされる頻度が高い。
使用デッキ
E・HERO及びネオスペーシアンを主に使う主人公の遊城十代に対し、父のデザインしたヒーロー、D-HEROを使用する。
漫画版GXにおけるエド
漫画版においてはプロデュエリスト兼アメリカ・アカデミアの三年生として登場する。
アニメ同様に父を失っており、亡き父の知人であるマッケンジー氏が後見人を務めている。氏の娘であるレジー・マッケンジー(マック)とは幼馴染。
丸藤亮や天上院吹雪とは同学年であり、ジュニア時代からの旧知にあたる。かつて二人に勝ち越せなかったエドはプロになってからも彼らをライバル視している。
使用デッキはV・HEROを中心とするヒーローデッキ。マッケンジー氏に亡き父親が最後にデザインしたカード・プラネットシリーズのひとつ、The grand JUPITERを授けられる。