概要
1972年に、5歳(現4歳)以上の古馬牝馬によるオープン特別として創設。その後1983年より重賞に格上げされ、翌1984年にグレード制導入でGⅢに格付けされた。
施行距離は創設時の1972年のみ中山芝2000mだったが、翌1973年より芝1800mに変更されて現在に至っており、また施行時期も1972年のみ馬インフルエンザの影響で5月に施行されたが、現在に至るまで3月上旬に施行されている。
2006年に4歳以上の牝馬重賞路線が整備され、新設された「ヴィクトリアマイル」の前哨戦として位置づけられるようになったが、JRAの牝馬ステークスでは唯一のハンデキャップ戦のため、軽ハンデ馬の激走や、時期的にこのレースで繁殖入りのためラストランになった馬も多く、実際主な重賞勝ちがこの中山牝馬ステークスのみ、という歴代勝利馬も多い。
このレースに出走したGⅠホースで、勝利を挙げたのはレディパステル・ヤマニンシュクル・キストゥヘヴンが挙げられるが、いずれも最後の輝きともいえる勝利だった。
なお、正式名称は『ローレル競馬場賞 中山牝馬ステークス』で、ローレル競馬場(現・ローレルパーク競馬場)とはアメリカ・メリーランド州ローレルにある競馬場で、かつて国際競走『ワシントンDCインターナショナル』が1994年まで施行されていて、日本馬も過去参戦した馬がいたレースでもあった。
データ
開催時期 | 3月上旬 |
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コース | 中山・芝1800m |
条件 | 4歳以上・牝馬限定 |
負担重量 | ハンデキャップ |