概要
1.チェンソーマンに登場する存在
2.THE COLLECTORSの曲「悪の天使と正義の悪魔」のこと
チェンソーマンの正義の悪魔
第2部においてクラス委員長と契約した悪魔。『正義』を語る者が必ずしも善なるものではないという事を体現した、色々と含蓄のある存在。
スカルクローラーのように肥大化した腕が脚を兼ねる構造で、肉や腸が絡み合ったようなグロテスクな質感をしている。
見た目の特徴として
- 地に足がついていない
- 中身がほぼ空洞
- 顔が複数
などがある。解釈は色々出来るが、総じて「正義を振りかざして他人を攻撃する人間」のメタファーであると言える。
三鷹アサを殺害したが、彼女が契約した戦争の悪魔と彼女が生み出した田中脊髄剣によって倒される。
”正義”が”戦争”に負けるというのもなかなか辛辣だが、戦争というモノが国家の正義のもとに始められることを鑑みるとこれまた因果な話である。
正義というモノは個々人の胸の内に収めておくべきモノであり、声高に語った瞬間にそれは只の大義名分に成り下がる。正義の悪魔とはそういう存在なのだろう。