岩蔵(ONEPIECE)
がんぞう
概要
2000年に公開された劇場版『ONE PIECE』の1作目に登場した映画オリジナルキャラクター。
屋台船でおでん屋を営む頑固オヤジ。
「ONE PIECE」の世界では珍しく名前が漢字で表記されている(逆に姓が漢字のキャラクターは多く登場している)。
人物
容姿
バンダナと「おでん」と書かれた前掛けエプロンを身に付けている。
過去
実はトビオが憧れている大海賊ウーナンの親友であり、彼の父からおでんを教わっていた。
少年時代は田舎の村で生まれ育ち、ウーナンとは兄弟のような関係であったが、金鉱掘りであったウーナンの父が生涯で僅かな黄金しか手に入らずに亡くなってからはギクシャクするようになり、海賊となって黄金の山を手にする事に執着するウーナンに対し…
「黄金か…くだらねえ。お前のおやじさんはいい人だった。俺におでんの作り方やいろんなことを教えてくれた。俺は気づいたんだ! 黄金は笑わねえ、酒も飲まねえ、歌も歌わねえ、涙も流さねえ、まるで石ころと同じだ!」
…と、価値観の違いを巡ってウーナンとケンカになり、そのはずみで2人共崖から転落しそうになる。
このままでは2人共落ちてしまうと悟った岩蔵は「自分の野望を大事にしろ」と口にしながら自ら手を離して落下した。
その後、奇跡的に一命を取り留めたものの、当のウーナンは岩蔵が死亡したと思い込んで旅に出て事実上の生き別れとなって現在に至る。ちなみに当時のウーナンは父と彼を擁護する岩蔵を快く思っていなかったものの、岩蔵が崖から落ちた後に泣き崩れていた。
作中での活躍
ルフィとロロノア・ゾロが無一文でおでんを食い逃げしようとした事をキッカケに麦わらの一味と関わるようになり、ウーナンがいる島を目指す彼らと行動を共にしていた。
ウーナンのために用意したおでんをエルドラゴに踏みつけられながらも目的地にたどり着いたが、ウーナンは既にこの世を去っており、そこで見つけた遺書を通して彼の本心を知る事となった。
騒動が解決した後はトビオに対して「お前はお前の思う通りに生きろ」と諭していた。