コイ目コイ科クセノキプリス亜科(またはソウギョ亜科)ソウギョ属
概要
中国など東アジア原産の淡水魚で、ソウギョ、ハクレン、コクレンと共に中国四大家魚と称されるコイの仲間。食用魚であり、他の四大家魚や鯉ほどではないにせよ出荷量は多い。大きな川に住み、主にシジミやタニシなどの貝を食べる。
体長は1.5m程とかなり大きいが、その割に小さな背鰭などが特徴。
ちなみに「青魚」という名前だが実際のカラーは青みがかった黒で、英名はBlackCarp(黒いコイ)という。なお淡水魚なので白身魚。
日本にもソウギョやハクレンに混じって放流され、利根川・霞ヶ浦水系では少数が繁殖。大量の貝を食べるため生態系に害を与える危険性があり、生態系被害防止外来種に指定された。
ちなみにソウギョも外来水草キラーとして放流された結果、ある湖で固有種の水草(藻類)を全滅に追いやった前科を持ち、こちらもやはり「生態系被害防止外来種」として悪名を得ている。