概要
中国原産のコイ科の魚、アオウオ、コクレン、ソウギョ、ハクレンの事。
いずれも1メートルくらいある(ソウギョは最大級で2メートルくらい)大きな魚なので池も相当大きくなければならないが、トイレを池に繋げればそれが肥料になって勝手に水草やプランクトンなどの養分になり、草食のソウギョは水草、アオウオは貝など水底の獲物専門、ハクレンは植物プランクトン専門、コクレンは動物プランクトン専門と餌がバラバラなので争うこともなく平和。さらにいずれも食用魚なので育ってきたら適度に漁獲して食べよう!といろいろ効率的なんだそう。
4種とも放流によって日本各地で見られるが、浮遊性の卵を産み、卵は川を流下しながら発生し孵化。
海まで流されると死んでしまうので、日本では海までの距離が長く、流れが穏やかで勾配があまりない利根川水系のみで自然繁殖している。
原産地では広大な大河に生息する。
日本で食べられる事はほとんどない。
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利根川、霞ヶ浦・・・日本で自然繁殖している河川及び湖沼。(ただし、アオウオ・ソウギョは日本では『生態系被害防止外来種』のリストに記載されている。詳細はこちら。)
タイリクバラタナゴ・・・放流されたソウギョやハクレンに混じって日本にやってきたタナゴの一種。
現在ではタナゴと言えば本種を想像する人が多い程、日本全国に広がってしまっている。