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概要

和名ソウギョ
学名Ctenopharyngodon idellus
分類コイ目 コイ亜目 コイ上科 コイ科 クセノキプリス亜科 Hypophthalmichthyini族 ソウギョ属
体長100~200cm
分布域中国、極東ロシア、ベトナム

中国・ロシア・ベトナムなど東アジア原産のコイの仲間で、体長は最大2mに達する大型の淡水魚。

元々日本にはいなかったが、放流によって各地で見られるようになり、利根川水系では自然繁殖して定着した。

これは海までの距離が長く、流れが穏やかで勾配があまりない河川でしか繁殖できないという特性ゆえで、国内では利根川水系がその条件に当てはまったため。

なお日本で見られるのは1m弱の個体が多い。

 

名前の由来

水草を好んで食べるので「草魚」と名付けられた。英名「GrassCarp(草のコイ)」もやはりこれにちなんだもの。

ヒゲがないのと口を伸ばせない以外はそのまんまコイが大きく長くなったような魚だが、ヒレの位置や形は少し違う。

 

やっかい者

その特性から外来の水草などを駆除するのに放流されたこともあるが、当然都合よくターゲットだけを狙ってくれるわけもなく、元々生息していた水草までもが全滅してしまう事が多発している。

実例として長野県木崎湖では固有種水草(正確には車軸藻類)であるキザキフラスコモを食べ尽くして絶滅させてしまった。

水草を食べ尽くすと水に浸かった岸辺の草木すら食べてしまう。

寿命が20年程あり、たとえ繁殖出来ない環境でも長きにわたり草を食い荒らす。

 

このため生態系に深刻な害を与えるとして生態系被害防止外来種(特定外来生物候補)に指定されている。

 

中国では

日本では外来種として悪名を得たソウギョだが、原産地の中国では四大家魚として盛んに養殖されてきた歴史を持ち、ちゃんと食用になる。

ちなみにあとの連中はハクレンコクレンアオウオで、ここにコイ本種が加わると中国五大家魚と呼ばれる。

 

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