概要
ヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性多年草の一種。もしくは同属の自生種の総称。いずれもアサガオに似た花を咲かせるが雑草として扱われる。外来種のセイヨウヒルガオは園芸種として栽培される場合はコンボルブルス・アルベンシスという学名で呼ばれることもある。
名前の由来は朝咲く「朝顔」(アサガオ)に対し昼になっても花が咲いていることから。アサガオとは同じ科だが、サツマイモ属に属するアサガオに対し、本種はヒルガオ属である。ヒルガオ属は世界に約25種あり、本種およびハマヒルガオ、コヒルガオ、セイヨウヒルガオの4種が日本に自生する。
東アジアの日当りのよい平地に自生し、地下茎で増殖する。葉は細長い三角形で互生し、基部の両側が少し張り出し、長い葉柄がある。6~8月頃に、葉腋から長い花柄を出し、先に漏斗形の淡紅色花を1輪づつ咲かせる。
通常は異株から遠いので結実しない場合が多い。アサガオと異なり茎葉に毒を含まないため、食べられる。花はアクが少なく生食も可能。