概要
『機動戦士ガンダムSEED_VS_ASTRAY』に登場する機体。型式番号はLG-GAT-X105。
ストライクガンダムをライブラリアンの技術で改修し、C.E.73のMSの水準レベルに強化した機体。
パイロットはND-HE。
ND-HEは叢雲劾のデータをベースとしたカーボンヒューマンであるため、その改修内容はブルーフレームセカンドに類似する。両肩にエールストライカーのブースターを装着した事で近接戦闘時の横移動が可能になっており、パイロットの戦闘特性にあわせ徹底的な運動性の向上が図られている。
ストライク系共通のストライカーパック用コネクターは健在で、ストライカーパックを利用することが可能。このストライカーパック運用機能はライブラリアンのガンダムタイプに共通する装備でもあり、各機体の装備を共有することができる。
武装はストライクのビームライフル及びアーマーシュナイダーが使用できる他、独自の装備として両腰に装備されたウイングソーがある。
その他の改修点は以下の通り。
マスク部の冷却装置がガス交換型(従来のようなスリットが入っているもの)から、ペルチェ素子を用いた小型高性能なものに交換され、それに伴って発生した余剰スペースに演算装置を追加しており、原型機から人相が変化している。
近接戦闘では酷使する脚部の負担軽減の為に膝の可動部に放熱版を兼ねた空冷式の冷却装置が追加され、脚の長さが伸びている。
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
原型機のものと同じ。
対装甲コンバットナイフ・アーマーシュナイダー
同上。肘のハードポイントに原型機のサイドスカートごと移設されている。ND-HEは主に投げナイフとして使用する。
ウイングソー
アーマーシュナイダーと同じ機能を持つ大振りな実体剣で、切断対象ごとに振動周波数を調節することで常に安定した切れ味を発揮する。予め切断対象の組成データが解っていればPS装甲をも切断可能。
その名前の通り、姿勢制御翼としても機能する。
シールドストライカー
エールストライカーの上部スラスターとシールドを組み合わせたストライカーパックで、シールドは保持アームで自在に稼動させることができ、背面からの攻撃に対する防御の役割を担っている他、ウイングソーと併用する事で第3の姿勢制御翼としても機能する。
また、肩の部分にはエールストライカーに装備されていたビームサーベルも装備されている。
立体
ガンプラでは、他のVS_ASTRAYシリーズと同様に、1/100スケールモデルのみが存在し、同スケールのエールストライクの成型色変え+パーツ追加キットとなっている。
余談
2009年のプラモデル「MG ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドリバイ」の発売時には中国での限定特典としてSEEDシリーズのバックパック交換用コネクターが配布された。これによってゲイルストライクとブルーフルームセカンドリバイのバックパックを入れ替える遊びも行えた。