強迫性障害

きょうはくせいしょうがい

精神疾患の一種。古くは強迫症や不安障害とされていた。

概要

精神疾患の一つ。誰にでも発症する可能性はあり、特定の行動に対して何度も確認したり、ある拘りが行き過ぎて日常生活に支障をきたす症状のことを指す。代表的な例としては、手を洗っても「汚れが付いている」と必要以上に時間をかけて洗浄すること（不潔恐怖→潔癖症）が挙げられる。

不安神経症と似た部分はあるが、強迫性パーソナリティ障害とは異なる。

症状

強迫観念と強迫行為があり、自分から考えを取り除いたり、止めることができないとされている。

実生活では、保存強迫が行き過ぎてゴミ屋敷化するケースもある。インターネット上では、べき論から始まり、特に「数字への強い拘り」や「配置・対称性への拘り」の傾向が発露しやすい。なお、絵への影響は少ないが、強迫観念によって集中力を削がれる可能性はある。

これらの強迫行為が犯罪に至ることは少ないが、他人へ強迫行為の「巻き込み」を起こすことはよく有る。巻き込みは女性の発生率が高く、自己愛性人格障害との合併症や挫折で大体悪化しやすい。

関連タグ

執着 強迫

依存症・潔癖症……文献では一種とされることもある。

復元荒らし……巻き込みの一例

外部リンク

• 強迫性障害|厚生労働省みんなのメンタルヘルス