概要
月齢の一つで、月が完全に欠けて見えない状態のことを指す。
実際には太陽に照らされない月の面が、地球の方向を向いている。
見えないながら「月」とするのは、太陰暦における月の1日目に当たるためである。
ただしイスラム圏では朔の後に新たに見え始めた月、つまり「三日月」の状態を新月と呼ぶ。
太陽とほぼ同じ方向にあり、太陽とともに昇り、沈む。
太陽と月が完全に同じ方向に重なり、月が太陽の光を遮ると日食となる。
ほかの月齢に比べて取り沙汰されることはほとんどないが、時として様々な意味合いに用いられることもある。