His eyes were twin stars, weeping glowing nebulae.
(彼の者の眼は双星にして枝垂れ赫く星雲であった)
_ゴジラ×コング公式ノベライズより
概要
『ゴジラxコング:新たなる帝国』に登場するゴジラの名称。「エヴォルヴ」は発展、進化を意味する。
一番くじのA賞のフィギュア「SOFVICS」にて名称が発覚した。
地下空洞世界に住むイーウィス族の生き残りが発したSOSに反応したゴジラが、因縁の相手であるスカーキング延いてはグレイト・エイプ軍団との戦闘に備えるべく、原子力施設の核エネルギーやティアマットが縄張りとしていた「地球上で最もエネルギーが集まる場所」とされる北極圏の氷床に滞留する太陽風のエネルギーを全吸収し、エナジャイズドゴジラを経て更に自己進化した強化形態。
顔周りには尖った細かな突起が生え、体格は以前より大きくなったもののこれまでのズッシリとした体形から身体の中心部にかけてスリムで全体的に引き締まっている機動性に特化したそれとなり、背鰭は後ろに反り返った形状で『ゴジラ2000ミレニアム』でのゴジラのように刺々しく色は赤紫色に、そして尻尾の先端部でのそれはステゴサウルスなどの剣竜が持つサゴマイザーと同様の長く尖った形に変化した姿となった。
放射熱線のエネルギー光も、太陽風のエネルギーを吸収した影響によって従来の青が交ざりながらの赤紫を主体とした色に変わっている。
余談
- モナークの分析では、エネルギー容量は通常時から20倍は増大しているとの事。ちなみに原子力施設で核エネルギーを吸収して一段階目の強化形態であるエナジャイズドゴジラとなった時には全身が青白い光で輝きながら高熱を発しており、海中に潜る際には周囲の海水が煮え立っていた。
- 20倍になったのはあくまでエネルギー容量であり、強さそのもの及び熱線の威力が20倍になった訳ではない。また、この20倍という数値に関して一部からはパーセント表記に直すと「2000%」となりミレゴジのオマージュなのでは?と考察する者もいる。
- 本作に参加したデザイナーのジャレッド・クリチェフスキーによると、このゴジラの強化イメージは『ドラゴンボール』の孫悟空が、自身の出力を上げる奥義「界王拳」を発動した状態を意識してのものと過去に説明していたという(→参考リンク)。
- 過去のゴジラの影響もあったといい、ミレゴジとギュラゴジを意識しているという。カラーリングや荒々しい背鰭にミレゴジ、決定デザインではほとんど目立たないものの背鰭の血管状構造のデザインにギュラゴジのイメージが使われている。言及されていないが、前腕の棘もギュラゴジの肘の突起に由来するものかもしれない。
- 北極圏の氷山からの出現シーンはゴジラとコングが共演する数少ない国産映画『キングコング対ゴジラ』のゴジラの登場シーンのオマージュとされる。
- 終盤の無重力状態下での戦闘にて、シーモのフロストバイトブラストを食らって一時的に氷漬けで固まった時、その際のポーズがかつて日本のゴジラが披露した怪獣大戦争へのオマージュと思われるシェーとなっている。