妖星ゲラス
ようせいげらす
概要
村の占い師『メーベル』が、プププランドに衝突すると予言した妖星。
ある時デデデが、赤く燃えるカービィのようなものに襲われる悪夢を見る。それを不吉に感じたデデデは、夢に出たカービィのようなものが一体何なのかを占ってもらうとメーベルは、カービィではなくデデデの心の奥底に潜む良心だと言う。
その後、フームとメーベルはデデデが見た悪夢の正体を突き止めるため、城にあった天体望遠鏡を使い夜空を観察してみると、赤い星(妖星ゲラス)を発見。
メーベルは望遠鏡でその赤い星を見せ「この星がプププランドに近づいており来週頃には衝突し、この世は滅びる」とデデデに言い放つが、デデデは悪夢の正体がカービィではないと分かった途端安心し、その場に座り込み寝てしまう(夜中の出来事だったため)。
フームたちに「妖星ゲラスは本当にぶつかるの?」と聞かれるとメーベルは「星が衝突するなんてそんな馬鹿な事あるわけないっしょ!」と言うが、不幸にも的中してしまうこととなる。
プププランドの運命
妖星ゲラスは刻一刻と近づき、しまいには太陽より数倍ほど大きく見える位置に来てしまう。
不安が頂点に達した村人たちはカブーのもとへ行き、助かる方法がないか尋ねたが「妖星ゲラスはすぐに衝突する」などといった答えしかもらえず絶望することとなったがそんな中、フームだけは諦めず助かる方法を考えた。
最終的にフームたちやカービィが城から大砲を撃ち、妖星ゲラスの軌道をわずかにずらすことに成功。プププランドは九死に一生を得た。
こうして衝突の危機は去り、占いはデデデが丸焼きになるオチだけが的中する形となった。
妖星ゲラスとナイトメア社
妖星ゲラスの衝突はホーリーナイトメア社の仕業と言われる(41話21分あたりのシーン参照)
懺悔と贖罪
妖星ゲラスが間近に迫った際、フームや彼女の協力者(メタナイト卿など)以外の住民達は完全に諦めムードになっており、「最期は心を清らかにしたい」として、それぞれが以下の懺悔・贖罪を行った。
- ボルンはタゴに、彼の店で一度万引きをしたことを謝罪。タゴも、ボルンのお釣りを(万引きの仕返しとして)ずっと誤魔化していたことを告白。
- ヤブイはモソに、抜かなくていい歯を他人のものと間違えて抜いた医療ミスを謝罪。モソも、ヤブイ宛の手紙を捨てたことがあると告白。
- ホッヘはイローに、自身が行ったつまみ食いの濡れ衣を着せていたことを謝罪。イローも、ホッヘを落とし穴にはめたのは自分だと告白。
- カワサキはパームとメームに、間違って「変なもの」を食べさせたと告白。(パーム達が聞くことを頑なに拒否した為、具体的に何を食べさせたかは不明)
- エスカルゴンはデデデに、彼から9億デデンもの大金を盗んでいたことを告白。デデデは拳骨1回でその盗みを許した。
- デデデは、自分は1つも悪いことをしてないから懺悔することがないと発言。その後エスカルゴンに村人から長年要請されていた公園を作らずにいたことを指摘され、贖罪として公園を作り、カービィを喜ばせた。