曖昧さ回避
- エディンバラ市:スコットランドの都市。
- エディンバラ(軽巡洋艦):イギリス海軍の軽巡洋艦。
- エディンバラ公:イギリスの公爵位のひとつ。近年ではエリザベス2世女王の夫(王配)であるフィリップ・マウントバッテン殿下が爵位として持っていた。
- エディンバラ城:スコットランド・エディンバラ市にある城。→エディンバラ城
エディンバラ市
北海に向けて開いたフォース湾の南岸にあり、人口は約46万人。スコットランド領内ではグラスゴー市に次ぐ都市である。
太古の火山活動で形成された玄武岩の丘の上に建っており、地盤は非常に強固。
11世紀、スコットランド王マルコム3世(在位:1058年3月17日~1093年11月13日)がこの地に築城し、1492年、パース市からの遷都が行われた。
20世紀初頭まで、エディンバラは極めて不衛生で悲惨な都市であったため、上流階級の人々は死体や汚物まみれの都市を捨てて田舎に移り住んだ。
現代的な都市の整備は1960年まで続けられ、環境の改善と共に観光都市へと変わっていった。
軽巡洋艦「エディンバラ」
イギリス海軍の建造した、エディンバラ級軽巡洋艦の1番艦。艦名はエディンバラ市に因む。
1936年12月30日起工、1938年3月31日進水、1939年7月6日就役。
1939年9月1日、第二次世界大戦が勃発する。
1941年3月4日、クレイモア作戦に参加。ノルウェーのロフォーテン諸島を奇襲する。
1941年5月22日、戦艦ビスマルク追撃に参加。ビスケー湾で哨戒に当たる。
1942年4月6日、PQ14船団を護衛し、スカパ・フローからムルマンスクへ向かう。
4月19日、ムルマンスクに到着。
4月28日、QP11船団を護衛し、ムルマンスクからイギリスへ向かう。「エディンバラ」は軍需物資の代金としてソ連が支払った金の延棒4.5tを積んでいた。
4月30日、ドイツ海軍の潜水艦「U-456」の攻撃を受け、魚雷が2本命中し航行不能となる。曳航されてムルマンスクへ向かう。
5月2日、バレンツ海のベア島付近でドイツ海軍の駆逐艦3隻(「Z7ヘルマン・シェーマン」、「Z24」、「Z25」)と交戦し、狙いを外れた魚雷が命中。イギリス海軍駆逐艦「フォアサイト」により雷撃処分される。
1981年8月30日、潜水支援艦「ステファニトゥルム」により金の引き揚げ作業が始まる。10月7日までに、465本中431本の延棒が回収された。
関連タグ
スコットランド イギリス海軍 エディンバラ級 タウン級 軽巡洋艦
エジンバラ(表記揺れ)