ベイル・オーガナ
べいるおーがな
概要
フルネームはベイル・プレスター・オーガナ。銀河共和国の中でも最古参の加盟惑星の一つである惑星オルデラン代表の元老院議員であり、同惑星の女王ブレハ・オーガナ女王の王配。パドメ・アミダラやモン・モスマと共に最高議長への過度な権力の集中を憂慮し、民主主義復興のための秘密組織を結成。パドメ亡き後は彼女の遺児である双子のうちレイアを引き取り、女王と共に自らの子として育てた。
人物
STARWARS作中世界の銀河系でも抜きん出て由緒のある惑星を統治する王家の関係者なだけあって、堂々たる風格と冷静な頭脳をもちながら温厚かつ慈愛に満ちた性格。一方で行動派な一面もあり、クローン戦争中でも自ら中立惑星に赴き共和国への秘密支援を要請する特使を務めたり、惑星封鎖により物資が困窮している惑星に物資補給等の人道支援に赴いたりと自ら行動を起こすことに躊躇いがない。しかも人道支援中に惑星を完全封鎖されて脱出できなくなったこともある。仮にも元老院議員かつ現女王の配偶者であり、惑星議会の議長やら総督やらを兼任している身なのに...。
同志であるモスマ同様、共和国の本質である民主主義の復活を志しており、彼女と共に反乱同盟の発足メンバーとして活躍。リーダーたる元首に就任した彼女を首脳陣である同盟内閣のトップ内閣書記官として支えた。多忙かつ表立って行動できないモスマに代わり、娘のレイアともども積極的に氾濫活動に参加し、場合によっては身分を隠しながら反乱者たちに直に会ったりと精力的に活動を行なっていた。出身惑星という後ろ盾があったとはいえ、よくもまあこれだけ活動していて当局からしょっ引かれなかったものである。
その一方で、家庭内では良き夫良き父親としての一面も持っており、「オビ=ワン・ケノービ」ではヤンチャ盛りのレイアに手を焼きつつ、彼女を諭しながらもしっかりと彼女の話を聞くなど良き父親としての姿を見せた。レイアの方も優しい父親であり、最初の政治の師匠である彼のことを敬愛しており、後年もオルデランの日々を懐かしく思い出したりしている。
また後進の育成にも積極的であり、ブレハ女王と共に自らオルデランの若者たちの教育に奔走していた。そのため、多くのオルデラニアンに敬愛されており、反乱同盟のパイロットたちの中には彼らの薫陶を受けた若きパイロットたちも多い。
同時にジェダイの良き理解者でもあり、オビ=ワン・ケノービなど個人的な友人も多い。オーダー66が実行された際も、ジェダイの粛清が銀河規模で行われているのにもかかわらずオビ=ワンやヨーダを匿っている。
なお、スピーダーマニアという意外とヤンチャな一面も持っており、偽名を使って何台もスピーダーを持っていた。これらスピーダーはベイルのお忍びでの行動で使用され、オーダー66後のジェダイ粛清の最中でのヨーダの回収などで活躍した。
最期
帝国の秘密超兵器が完成したという情報がもたらされると、帝国との全面戦争がもはや避けられないことを確信し、古いジェダイの友人に信頼できる使者を送ることをモスマに進言。自身はオルデランに戻り戦いの準備をすると告げた。
そしてこれがモスマとの最後の会話となった。
その後、オルデランは帝国に拘束されたレイアの目の前で見せしめとしてスーパーレーザー砲の一撃で爆散。ベイルも妻であるブレハ女王や何百万人の人民ともどもその攻撃で命を落とした。
だが、彼の「娘」であるレイアは帝国の圧政に対し戦い続け、その後も長く民主主義と自由のために戦うこととなる。また、オルデラン破壊ののちも彼の功績は讃えられ、反乱同盟の基地には彼とブレハ女王の像が建立され、新共和国建国時には輪番首都惑星ホズニアン・プライムの元老院ホール近くには最上級の石材で作られた高さ70メートルに及ぶ彼の巨大な像が建てられた。