「強くなればなるほど、同時に脆さをも内包してしまう。それが万物の理なのだ。」
プロフィール
人物
ドクター、アーミヤと並ぶロドスの最高幹部の一人であり、医療部門の総責任者。アーミヤの主治医・指導者でもある。
アーミヤに代わって渉外を担当するなど多分野の豊富な知識を持ち、裏方でロドスの屋台骨を支えている重要人物。
医療班のトラブルメーカーであるワルファリンや古参のメカニックであるクロージャには手を焼いている。
経歴に謎の多い人物。記憶を失う前のドクターを知る一人。
彼女自身も鉱石病の感染者であり、右肩には鉱石病が原因と思われる源石結晶が表れている。自らに薬物を投与して三日も休まず手術を続けるほどの献身的な仕事をする一方で、なぜかドクターには友好的ではない、はぐらかすような言動が目立つ。
第6章ではロドスの艦を離れ、龍門に登場。レッドを伴い、戦場で孤立したクラウンスレイヤーを捕縛する。クラウンスレイヤーのアーツにより視界を奪われ、気配を消されても即座にアーツの正体を見破り、動揺すらしなかった。
捕縛した後の問答から、かつてはウルサスの研究所に所属する身だったこと、何らかの事件が起こり幸運にも生き延びたこと、クラウンスレイヤーの実父と面識があったことなど、知られざる経歴の一部が明らかになった。
度々ドクターの秘密を知っている雰囲気があったが、イベント「我が見聞のままに」にてテレジアとドクターが出合う遥か前からドクターとは知り合いだったことが判明する。又、彼女の人格形成にもドクターが関わっていることが示唆された。
彼女の本質
Mon3trと呼ばれる謎の生命体を使役し戦闘補助に充てることが可能。
Mon3tr自身はある程度の自我を所持しているようで、人語を理解するようなそぶりを見せたりする。
また、ケルシーは普段彼(?)を自身の脊髄骨に収納しているようで、召喚に当たって体内から直接出す、と言った芸当を行うようだ。
なお、この様子を見たクラウンスレイヤーはその光景があまりにも凄惨極まるものだったらしく思わず嘔吐してしまったと見られる描写が書かれている。ここから、その光景は幾百もの戦場で酸鼻凄惨な経験をして来た彼女がそうなってしまうほど恐ろしいと思われる。
また、ケルシーが彼女の性格に見合わぬ扇情的な背空きシャツを着こんでいるのも、緊急時にすぐMon3trを召喚できるように脊髄を露出させるためだということが判明した。しかし、種族や過去など、不明な点が多い彼女にはまだ秘密が多そうだ。
「「Priestess」…、お前がドクターに下した決断は…間違っていたのか?——それとも…。」(第8章 音声記録)
性能
「役目を果たせ。」
彼女の設定に相応しく、カテゴリは医療オペレーター…なのだが、その性能は他の医療とは一線を画す。
ストーリーでもあるように素質によって召喚体である「Mon3ter」を戦場に呼び出し、攻撃参加する。
このmon3terの性能が破格で、ブレイズ(アークナイツ)並みの火力と生存力を誇るため運用方法は特殊となる。その点もあってか、純粋な医療としては射程が長いこと以外星5医療オペレーターよりも劣るケースもある。
奥義はスキル3「指令・メルトダウン」。炉心溶融の名前の通り、発動すると20秒間Mon3terの攻撃力+260%、防御力+200%かつ耐性無視の確定ダメージ化と凡そ医療とは思えないぶっ壊れ火力を叩き出す。その上リキャストタイム15秒と速攻性にも優れる為非常に暴力的な性能を有する。(もはやラスボry)
さすがに弱点もあり、mon3terを配置しないとスキルポイントが貯まらない上、このスキルの発動中敵を1体も倒せなかった場合最大HPの半分を失う…
…のだが、第2素質によって倒されたとしても確定ダメージ+スタンによる行動停止付与を行うため最低限仕事はするし、そもそもスキル中敵を倒せないことの方が少ないのであまり気にならない。
総評して、mon3terの運用次第で大きく性能が左右される強力な自己完結医療という評価に収まる。主に高難易度ステージでギミックキラーとして唯一無二の活躍をしている。
余談
初期設定
海猫氏がpixivファンタジアTで参加した時に使用していたキャラ「カルシ」が前身であると言われ、少なくともこの頃から医者という職業と龍のような使い魔を使役するという設定は確立していたようである。