あらすじ
サトシ達はフタバタウンへ戻ってきた。サトシとタケシはカントー地方へ帰る準備を進めていたが、ポッチャマは皆との別れが受け入れられず、家出してしまう。そこにロケット団が現れて…。
概要
4年間にわたって続いたシンオウ地方編の第191話にして最終話であり、サトシとタケシ、ヒカリ、そのポケモンたちとの別れが描かれる。
無印編5話から登場し続けたタケシはこの回をもってレギュラーを降板。
ポケモンのTVアニメシリーズ最終回としては初めて、サトシとピカチュウが新地方に向かうのではなく、マサラタウンに帰還するところで物語が締めくくられた。
このことから、約13年半続いてきたアニメシリーズに一区切りがついたとも取れ、次作BWからは従来の国内から海外へと旅立つことになった。
この回でサトシはこんなことを話した。
「いつか、チャンピョンリーグに挑戦してチャンピオンマスターになる!そしてその先にはポケモンマスターだ‼︎」
これから12年後、アローラリーグで優勝したサトシはポケモンワールドチャンピョンシップスにエントリーし、怒涛の勢いで勝ち進んでマスターズエイト入りを果たした。かつて憧れたシンオウチャンピョンシロナとのセミファイナルを制し、ファイナルへ。ダンデとのバトルを前にそれまでの試合に随行してきてくれたゴウは急用で会場を去っていたが、彼と入れ替わるかのようにヒカリは会場まで応援に駆けつけた。タケシを含め、多くはリモート観戦する中。
「あたしも試合ずーっとテレビで見てたんだけどじっとしてらんなくて」
無敗を謳われたダンデとのファイナルは切り札を何度も使ってようやく互角という非常に苦しいものとなったが、サトシは勝利を収める。
「サトシ、おめでとう!」
表彰式にてヒカリは晴れやかにこう叫んだ。最終回での約束を果たした瞬間だった。