概要
人間の女性の上半身と鳥の下半身を持つ。比類なき美声で啼くと言われており(伝承によれば「卵の殻の中にいる時から啼き出す」とされる)その美声を仏の声の形容とする。
中国語ではチアリンピンチエ(Jialingpinqie)、韓国語ではカルンビンガ(Gareungbinga, Galeungbinga)、ベトナム語ではカーランタンザー(Ca Lăng Tần Già)、沖縄ではカロービンガと呼ぶ。
元はインドの伝承に登場するカラビンカ(Kalavika)と言う空想上の鳥の伝承が仏教に取り入れられた物。 好声鳥・妙音鳥などと意訳される。
嘗て日本では美しい芸者や花魁(おいらん)、美声の芸妓を指す尊称としてもこの語が用いられた。
関連タグ
共命鳥→同じく極楽浄土に住んでいるとされる鳥。
セイレーン(ギリシャ神話に登場する、魅惑的な歌声を持つ半人半鳥)