CV:高橋伸也
概要
星十字騎士団の一員。黒いクナイを持ち、眼鏡をかけた男。
第一回の尸魂界侵攻において、技術開発局を急襲し、壊滅に追い込んだ。
しかし、突如現れた黒崎一護を前にして「俺は星十字騎士団シャズ・ドミノ 与えられた力はー」と台詞を言いかけたところでに瞬殺されてしまった。
作中で数コマしか登場せず死んでしまった為どんな能力を持っているか判らないが、星十字騎士団である事はかろうじて判明したキャラ・・・だと思われていたが
キャラブック『13BLADEs.』の書き下ろし小説で彼の正体や能力が判明。
正体と能力
その正体はグレミィ・トゥミューが生み出した空想の産物。
聖文字“ ϛ ”スティグマ ― 聖痕 ―
グレミィより与えられた能力は『The Viability(生存能力)』というものであった。
この能力は人体が欠損した際、周囲の霊子を取り込んで急速に自己再生するというものであり、その性能は完聖体や超速再生をも凌駕するほどであった。言わば「不滅の肉体」である。
シャズは虚戦や騎士団同士の模擬戦で負傷する度に回復・再生し続けてきたのだが、この能力で周囲の霊子という「現実に存在する物質」を自身の身体に埋め合わせていった結果、グレミィの想像力で構成されていた部位が徐々に減っていき、遂には生身の滅却師として独立するまでに至った。
創造主のグレミィは彼にさしたる興味もなかったため放置、さらにはユーハバッハも何の気まぐれか"ϛ"(スティグマ)という、アルファベットには存在しないギリシャ文字を仮の聖文字としてシャズに与えたため、結果として星十字騎士団の一員を名乗ることを許された。
尤も"ϛ"は正式な聖文字ではないため、ユーハバッハから新たに能力を与えられた訳ではなく、あくまで元々持っていた『The Viability(生存能力)』の能力を『聖痕(スティグマ)』と言い換えただけに過ぎない。
一護に倒された後は偽の死体を残して撤退し、次の侵攻では中央四十六室の管轄するデータベース『大霊書回廊』を襲い、賢者や裁判官たちを蹂躙した。
しかしそこで、涅マユリによってゾンビ化された吉良イヅルの反撃に遭い、攻防の末に身体そのものを複数回『侘助』によって斬りつけられてしまう。
結果、自重により自壊していく肉体が設置面の床を霊子分解して吸収・再生し、また自重により自壊……という負の連鎖にはまってしまい、延々と自壊・再生を繰り返しながら深く深く地の底へ沈み続けていくという悲惨な末路を遂げた。