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宇垣和枝の編集履歴

2022-11-25 22:09:34 バージョン

宇垣和枝

うがきかずえ

「アキバ冥途戦争」の登場人物。

CV:斉藤貴美子


人物

メイドリアングループ」の現代表(2代目)の中年女性。

愛美・スーパーノヴァ・山岸が収監されていた間、それまで武闘派だったメイドリアングループを、いわゆる「時代の流れ」に対応するため、経営拡大路線に変更した前代表から総責任者に指名されて成功を収め、その手腕を評価されて前代表から指名されて2代目代表に就任した。その後は店舗拡大や内装の高級感(1話の「チュキチュキつきちゃん」や6、7話の「侵略カフェですとろん」を参照)、接客対応の徹底した管理など経営手腕をいかんなく発揮して「ケダモノランドグループ」に迫る勢いでグループを急成長させている。自身もメイドらしく、メイド服を普段から着用している。


元々保守的な性格なのもあり、「ケダモノランドグループ」とは末端店舗の小競り合いはあるが表向き平和にやっており、幹部達もこのまま膠着状態が維持できれば良いと考えていた。しかしとある事件がきっかけで均衡が揺らぎはじめた。


事の発端は、系列店舗の「チュキチュキつきちゃん」に、ケダモノランドグループ系列の「とんとことん」の和平なごみ万年嵐子が本部より鉄砲玉として送られ、紆余曲折の果てに店を殲滅される。しかし元々チュキチュキつきちゃんは武闘派で素行が悪く度々問題を起こしており、幹部共々手を焼いていた事もあり、事を構えるべきではないと、むしろ露払いができたと静観していた。


関連タグ

アキバ冥途戦争

経済ヤクザ 事なかれ主義





























以下、6話以降のネタバレ


しかし幹部の愛美が7年の刑期を終えて出所した事から事態は急変する。


グループのために7年間入所した愛美に宇垣は幹部達と共に出迎えたが、グループきっての武闘派であり、またグループの貢献者でもあった愛美は、7年間の間に幹部達が腑抜けになり、また「バットを振る時代は終わった」など思慮に欠けた発言も仇となり、チュキチュキつきちゃんが潰されても何もしない事に激怒し、忠臣のみやびをはじめとする武闘派メイドを集めてクーデターを起こし、代表代行という肩書きでグループを乗っ取った。


しかし愛美のやり方は時代に逆行しており、このままでは警察に目を付けられ、最悪グループが崩壊すると宇垣もそのまま黙っているはずはなく、ケダモノランドグループのトップのと水面下で合併契約を結び、愛美を逆賊として切り捨てる事にした。のちに本部に現れた愛美に幹部共々拳銃片手に出迎え、代表としてグループを守るために一斉射撃をして、愛美を蜂の巣にして葬った。


その際、愛美を葬る事を決意はしていたが、やはり心のどこかで思う所があったのか、引き金を引く際も躊躇し、目を瞑って引き金を引いた。


その後、ケダモノランドグループと対等な条件で合併契約を結べると思ったが、ここで誤算が生じる。合併契約を公表した事により、メイドリアングループ内のタカ派、すなわち「主戦力」がグループを見限り離脱。弱体化した事を予め予測していた凪の不平等とも言える合併を強要に近い形で提案され、断れば力で潰されると確信した宇垣は泣く泣く呑まざるを得なかった。


こうしてメイドリアングループはケダモノランドグループに吸収合併され、メイドリアングループは消滅、宇垣もいち幹部として凪に従う事になる羽目となった。


吸収合併後、メイドリアングループは「思い出アニマルカフェ・ウーパールーパーズ」と改名し、短期間でとんとことんを追い抜くほどに売り上げを挙げている(ドベのとんとことんを引き合いに出す事時点でどうかと思うが)。愛美の葬儀の際に凪の提案でとんとことんと野球の親善試合をする事になる。降り積もった恨みもあり、試合は当然ながらラフプレーの形を取った暴力の飛び交う「メイドらしい」ものとなった。

しかし、「姉妹の誓い」を交わしたねるらの死を乗り越え「変わらないために変わる」と決意したなごみは頑なにフェアプレイによる友好を主張し続け、空振りを装って振りかぶったバットで頭を殴られ昏倒しかけても尚、乱闘に発展しかけた周囲に対し「自分の方が打撃妨害した」と主張して試合続行を訴え続ける。

そんななごみの姿にとうとうウーパールーパーズ側からも感化され始める者が出始め、苛立ちを募らせた宇垣はとんとことんの店長と低レベルな口喧嘩を繰り広げ、ついには代打と称して自分が打席に割り込んだ上に野球の体裁すらも捨ててマウンドにピッチャーとして立つ嵐子に直接バットで殴りかかろうとするという暴挙に出る。

かつてはグループの代表として武闘派路線からの脱却を口にしていた宇垣の姿はもはや見る影も無くなっていた。

場は再び乱闘に発展しかけるが、なごみの姿に感化されたウーパールーパーズのメイドであるエルが止めに入った。




その時、それまで客席で試合を見守っていたウーパールーパーズのマスコット「ルーパー君」が突然宇垣の背後に迫り、彼女の背中をドスで一突きした。

ウーパールーパーズのメイドが「ルーパー君」を蹴り飛ばすと、着ぐるみの中から現れたのは愛美が切り捨てられるギリギリまで側近として寄り添っていたみやびだった。愛美の死を悟ってメイドリアングループから離反した彼女であったが、密かに復讐の機会を伺っていたのだ。

こうして宇垣はあまりにもあっけない死を遂げ、彼女を手にかけたみやびも愛美の仇を討てた事への満足を口にして宇垣の命を奪ったドスで自らも刺され命を落とした。

しかし死亡者が出ると試合も中断されるためみやび共々死んでない扱いされて試合も続行。死体はとんとことん側を睨むような格好でどこぞのアクション映画三下の如くベンチに無理やり座らされた。

試合後、病院でやはり死が確認され、凪にとっては不慮の事態であれど、結果として宇垣という旗印を失ったウーパールーパーズを軍門に下らせるという目標は達成された。

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