概要
レオニール商会の商人で身なりが良く誰に対しても丁寧口調でオフィーリア・クレメントにも親切に接したりと一見すると温和な人物でヨーセフ大司教からも信頼される程だが、それは表向きの姿で本来の彼はガルデラの使徒であり
黒曜会の設立者の一人である。
聖火の力を弱め、それに反するガルデラの黒き炎「黒呪炎」を強めるため暗躍している。
なお、彼と共に黒曜会の設立したシメオンについては
自分については利用するつもりなのか信頼していないのか他の幹部達に話していないらしい。
ガルデラ神の祭壇を発見し、
流行り病で憔悴したウィスパーミルの住民にガルデラの力の一端を見せることで人心を掌握し、彼を信頼してしまった村人達はリアナを探しに来たオフィーリアを『人の心を惑わす魔女』として捕らえる。
なお、村人達は立場から荒んでいるのかクリア後は謝罪すら無かった(おしおきのつもりで試合やけしかけたり、物を盗んだりは出来るが(サンシェイドでプリムロゼ・エゼルアート達をいじめてた踊り子達や娘と対照的に彼女に偏見を抱いていた父親はフェードアウトするのでそれらすら出来ない
)、騒動から落ち込んでもいつかは立ち直れるらしく、騙し討ちをしてしまった女性はその事について罪悪感を抱いていて導いてあげると素直に答えようとしていた)
なお、村人みんながそうじゃないらしく噂好きの男性や陽気な羊飼いがいたり、彼のライバルでもあるかつては凄腕の盗賊だった老人(彼の場合は神の教えにあまり興味は無いらしい)がいたり、教師として子供達を助けようとするけど子供達が見向きをしようとしない為
挫折してるテラキア(いるかはイベントの進行次第である)がいる。
マティアスがオフィーリアを捕らえたのは自身が利用してるリアナ(オクトパストラベラー)に何かあった時の為に
彼女をガルデラの神子にするつもりで抵抗しなければ危害を与えないつもりであると。
そのガルデラの儀式でガルデラの神子となったリアナが父を生き返らせようと祈るが、死者の蘇生を願う心が彼女がオフィーリアから奪った聖火を黒くし村人の生気を奪いガルデラの贄になる事に気づきリアナは動揺。
そこにリアナに助けられ、リアナを助けようとオフィーリアが現れた事に気づいたマティアスは「リアナ、余計な事をしましたね」と咎めながら信者達に足止めをさせるが、それらすら倒された挙句、オフィーリアがリアナに幼少の頃から共にヨーセフ大司教から大切な事を教えられた事を教えられたことを思い出させ、黒呪炎が聖火に戻ったのをきっかけに逆上し本性を出してオフィーリアをガルデラの贄にしようと襲うが、過去にリアナに助けられた自分が今度はリアナを救う愛と絆の強さに止められてしまう。
オフィーリアは自身が世間知らずの小娘だと言われても、
そんな自分達だからこそヨーセフ父様の愛が力を与えてくれた事を告げられるが、「その愛とやらにすがって生きていけばいい…私はそんな物…いら…な…」と捨て台詞を吐いて消滅し絶命する。
そんな彼に対してオフィーリアは「マティアスさん、本当に悲しい人…」と哀れむ。
※ここから先はネタバレを含みます。
フィニスの門のガルデラに挑むのに倒さないといけない8つの黒い魂の中に彼もいて、彼を倒した後に落とす手記には彼の過去が書かれていた。
本名はマシュー。かつては聖火教会の教えを信じていた敬虔な信徒であり、人々にそれを伝えていたが、
ある時、自分の赴任先である小さな村が落雷による山火事に襲われ、多くの人が命を落とす。自分を慕っていた子供達すら犠牲になったので
彼らを助けるため聖火にいくら祈りを捧げても奇跡が起こらなかった事から、
奇跡はたとえ禁忌とされる力であろうと自らで起こさなければならないという信仰に至る。
なお、彼がこの考えに至ったのは、誰かから影響を受けた訳では無く、元々自分の中に燻っていたからだと解釈している。
同時期にリブラックと出会い、彼女から辺獄の書の黒呪術を授かり不老の体となった。
以降、永遠に等しい命を得た自らを救世主と称するようになり、ガルデラの使徒となりガルデラから得られる魔力の一端を扱えるようになった。
さらに、魔力をより強力にするために聖火の力を衰えさせることに暗躍するようになる。
聖火教会には背教者として記録されているが、100年以上も前であるためマティアスの事はほとんど認知されていない。
また、シメオン(彼はマティアスを使用したのか信頼していないのか他の幹部達には彼について伝えていなかったが、マティアスはあまり気にしていなかった)と共に作り上げた黒曜会からの資金で
偽名と偽の地位を手に入れたことで、聖火教会からの追及を逃れ、内部に食い込みヨーセフ大司教からも信頼を得ていた。
そして、黒曜会で手に入れた毒(オフィーリアが戦った信者が自殺の為に使ったのと同じかは不明)でヨーセフ大司教を毒殺し、誰もが病死と思わせる事に成功し、父の死を悲しむリアナに自分に協力したら父親を生き返らせると利用する事に成功するが結局オフィーリアに止められてしまう。
その後、牢獄みたいに暗い所に閉じ込められ「ああ、ここは暗い。誰か光を持ってきてくれ…」と嘆く事に。
自業自得だが、彼が最初から非情な人物じゃないのと、
ゴールドショアでオフィーリアと再会した際に天災について語ったりと彼なりに救世主として行動していたのは確かである。
ただ、彼がこうなった経緯については彼自身が他の者の力を借りようとしなかったり自分自身を救う事すら拒んだ故だろう。
全ては最期まで素直になれなかったからかもしれない。
……彼自身は本当にそうなる事を望んだのだろうか。
関連タグ
大陸の覇者 (イベントのみだが彼もシメオンと共に出ている)
哀しき悪役(一応、この部分も含む)