概要
正式名称は「農林水産大臣賞典 関東オークス」。
現在川崎競馬場のダート2,100mコースで開催される、地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走)。
国内での格付けはJpnⅡで、国際的な格付けはリストリクテッド(LR)。
1965年に創設。
浦和競馬場開催の桜花賞(浦和)と大井競馬場開催の東京プリンセス賞とともに、南関東牝馬三冠を形成する(本レースは3戦目)。
2000年に統一GⅢ化と、他地区の地方馬やJRA馬も参加可能の指定交流戦化。
2006年にGⅡに昇格、2007年にJpnⅡに表記変更された。
ダートの3歳牝馬限定交流重賞として唯一の存在であり、地方競馬の牝馬シリーズ競走「GRANDAME-JAPAN」の3歳シーズン最終戦に位置づけられている。
名実ともに日本のダート3歳牝馬の頂点を決める決定戦となっているが、有力牝馬の一部が東京ダービーに向かうこともある。
2006年優勝馬チャームアスリープは史上初の南関東牝馬3冠を達成。
2008年の優勝馬ユキチャンはレースレコードで8馬身差をつけ圧勝し、白毛馬初の重賞制覇を達成し話題になった。
2015年優勝馬のホワイトフーガは、その年のJBCレディスクラシックを3歳馬として初めて優勝している。
中央馬は、鳳雛Sや伏竜Sを使って関東オークスに向かう馬が多い。
出走条件
- サラブレッド系3歳以上
- 南関東公営競馬所属馬7頭
- 南関東以外の地方競馬所属馬4頭以下
- JRA所属馬4頭
南関東所属馬のうち、東京プリンセス賞の上位2着内と浦和桜花賞に優勝していると優先出走権が与えられる。
優先出走権付与
優勝した地方競馬所属馬にはジャパンダートクラシック(ジャパンダートダービー)の、上位2着までに入った地方競馬所属馬にはスパーキングレディーカップの優先出走権が付与される。
関連タグ
オークス(正式名称オークスステークス)
優駿牝馬(公式副称オークス)
JRAが東京競馬場で開催するGⅠ競走。
大井競馬場で開催されるGⅠ級ダート重賞。