カキツバタ

かきつばた

アヤメ科アヤメ属の多年草。燕子花、杜若とも表記する。

曖昧さ回避

アヤメ科アヤメ属の多年草。漢字表記は燕子花。杜若とも表記されることがあるが、これは本来誤用である（本来はツユクサ科のヤブミョウガを指した）。

古典的な園芸植物で、5月から6月にかけて青紫・紫色などの花を付ける。花は内花被片が細く直立し，外花被片（前面に垂れ下がった花びら）の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があることなどを特徴とする。

愛知県の県花でもあり、三河国八橋（現在の知立市八橋）が『伊勢物語』で在原業平が杜若の歌を詠った場所とされることに由来している。

同属に、アヤメ（漢字で菖蒲と書かれるが、ショウブ科のショウブとは異なる）、花菖蒲（ハナショウブ）があり、花はよく似ているが、水はけのよいところに生えるアヤメやハナショウブに対し、本種は湿地に群生する。

花言葉は『幸運は必ず来る』『雄弁』など。