「……いつからだろう」
「この幻想郷から混沌が失われたのは」
「不自然な秩序は何処かで崩壊するというのに」
概要
種族 | 怨霊 |
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登場作品 | 『東方智霊奇伝』 |
二つ名 | 「反獄王」「爪弾きにされた反獄の怨霊」 |
能力 | ???(名前は明かされてないが「飲み物」「首枷」を媒介に他者に憑依する能力を持つ) |
東方Projectシリーズの漫画作品の1つ、『東方智霊奇伝』に登場する妖怪(怨霊)。古明地さとりが「反獄王」「永久罪人」と呼んで追っかけていた怨霊そのものである。
元ネタはかつて存在した新興宗教「大本」の教祖であった「出口王仁三郎」と「出口なお」と考察されている。
容姿
囚人服のようなワンピースに手枷、手錠を模した一対の首枷が付いており、手には反対側の首枷と形代を持ち、ポニーテールにドクロの髪飾りが付いている。
ギザ歯。
なお、モノクロページしかないため、長らくカラーリングは不明だったが、2022年12月15日に遂に発表された
活躍
作中における一連の事件の犯人で、旧地獄から逃げ出した「永久罪人」。
飲み物を介して人妖に憑依し、魔力を貪って意のままに操る能力を持ち、さらに依代が妖怪の場合はそのまま昏倒させる事が出来る。(妖怪にとって魔力の有無は死活問題となる程重要な力の為)
先述の能力を駆使してさとり達の目を掻い潜り、一度は出し抜くなど狡猾にして慎重な性格。
博麗神社、或いは博麗霊夢に恨みを抱いており、八雲紫によると事件の動機は霊夢を恐怖に陥れ、最後に復讐を遂げる為。
一方でさとりは「事件を起こす傍ら、霊夢に恨みを持つ者を探している」と推理している。
その目的は協力者を探す為か、それとも・・・?
「霊夢をずっと見ていた」事を見せ付けるかの様に、かつて彼女が解決した異変を順番になぞる形で関係者を襲っており、少なくとも紅霧異変の頃から地上を監視、虎視眈々と機会を窺っていた様だ。
「反獄王」の通称で呼ばれていたが、第三章第五話にて本名と姿が判明。
首に掛けられた、巨大な手錠を模った首枷のもう一方を相手の首に掛ける事で直接体を乗っ取る能力も明らかとなった。
更に本人の口から語られた真の目的は「幻想郷を混沌に陥れる」事であった。
果たして真相は・・・?
余談
- 彼女の登場以前、「博麗霊夢、博麗神社に恨みがあり、狙っていた」等から、反獄王の正体は魅魔ではないのかという考察があった。
- 前述の通り長らく正式なカラーリングが不明であったため、絵師の間で様々な想像がされていた。