概要
ブタブリンの親玉で小ぶりの王冠をかぶった大きなブタブリン。
一人称は「ワガハイ」。
水びたしの村の外れ(大地の章)及びゴロゴロ山(時空の章)に要塞を築き子分達と共に爆弾を使って周囲で暴れている迷惑者。
大地の章ではストーリーの進行に関わらない為スルー可能だが、時空の章ではゴロン族の長老の救出に関わる為ストーリー上必ず戦う事になる。
要塞に乗り込んで来たリンクと爆弾対決を展開するが戦いの末に敗北、要塞を破壊されリンクに懲らしめられた。
リンクシステム使用後のバージョンではホロドラム/ラブレンヌを訪れたゼルダ姫を襲っていた所、リンクがやって来た為退散した。
その後のボスブリン一味
大地の章ではボスブリン戦後、水びたしの村の空き家にはボスブリン一味が住み着いている。
先の見えない再起の為せっせと爆弾を手作りしている姿が何とも哀愁漂うのだが……。
勇者らしからぬ行為
空き家の中にある積まれた爆弾は実は「アチチの実」や「バクダン」で起爆する事ができる為、爆発前に家を出るとボスブリン一味が逃げ惑い家が爆破する光景を見るができてしまうのである。
爆破の度にボロボロの家屋を再建しては再起に勤しむボスブリン達、面白がってまた爆破するリンク…。
ところが、その行為はいつまでも続かない。何回か繰り返したリンクはとうとう見つかってしまう。
ボスブリン「ブキキー!! やっぱりキサマだったのか! ゆるせん!!!」
子分に取り押さえられたリンクはもう逃げられない。更にボスブリンの怒号は続く。
ボスブリン「“目には目を”だ おもい知れ!」
爆発目前に子分達から壁に思いっきりぶつけられ動けないリンク、脱出するボスブリン一味。
(この時も操作不可能になっていて、アイテム類は一切使用出来ずメニュー画面も開けない)
今ここに、ハイラルの勇者は家屋ごと大爆発の中に消えた…
無論、ゲームオーバーである。
これが迷惑者を懲らしめる者から迷惑者に堕ちた勇者が辿った最期である。以後は爆発させる度に同じ目に遭う羽目になる。
「何事もやりすぎは良くない」「正義を振りかざして何度も追い詰めてはならない」教訓と共に残ったのはアチチの実の無駄な消費とゲームオーバーの回数が増えた事実だけ。
たとえ何度やっても対処方法はなく「操作不可能」にまでしっかり施しており、同じ結果になるだけで、これ以上はどうしようもないのである。当然ながらゲームオーバーの回数がカンストである999回に到達しても結果は変わらない。
対処方法はあるとしてもゲームオーバー前に電源を切るしかない。こうすればゲームオーバー回数は増えないし無かったことことに出来るが最後にセーブしたところからやり直しになる。
だったら火をつけなければいいじゃん、と他の手段で試しても、この時のボスブリンは既に敵では無い状態になっており、当たり判定すら無い(剣を振って当ててもダメージが無い)ため、他の手段で追い詰めることは出来ない。
上記の行為は『夢をみる島』のどろぼーを彷彿とさせるようなものであった。
ちなみにこの村にはボスブリン達が住み着いた空き家の反対側の家にどろぼーを一撃で粛清するメーべ村の道具屋の店主と瓜二つの人が住んでいたりする。
もしや伏線だったのでは…。
それにボスブリン側も一度懲らしめられたら、爆弾作りをやめればいいのに…。