ゴリパラ見聞録
ごりぱらけんぶんろく
『ゴリパラ見聞録』は、テレビ西日本で2009年から毎週土曜0:55~1:25(金曜深夜)に放送されているバラエティ旅番組。
街頭インタビューやメールで視聴者に行きたい場所を聞き、5つの候補からあみだくじで目的地を決定する。基本は全国が対象だが、予算やスケジュールの都合、コロナ禍が要因で九州地方、福岡県内に限定する場合もあった。
番組の構成としては、目的地まで実際に足を運び、依頼者の撮ってきてほしい写真を撮影。その写真をメールでプレゼントする「行き当たりばったりの珍道中バラエティ」をモットーとしている。
元々は『テレ西のタネ』(新番組開発のための番組)の中で放送された『君の代わりにあの場所へ』という企画だったが、番組タイトル・内容もその中で決定した。この回の出演者はゴリけんと斉藤の2人であり、長崎バイオパークを目的地に旅をした。
『ゴリパラ見聞録』としての初回放送は2009年10月17日(16日深夜)で、『今夜も万事快調!』内の1コーナーだった。その後単独番組化やコーナー化を繰り返し現在に至る。一時は打ち切りの可能性もあったが、3人の車中トークや、「一献」と呼ばれる飲み会で弱い部分をさらけ出した姿が評判となり、徐々に人気を得るようになった。
当初は福岡ローカルの番組であったが、フジテレビONEでの放送開始を皮切りに各地のFNS系列局や独立局への放送が開始されるようになり、全国的な知名度を得るようになった。
また、フジテレビ系列の昼の情報番組「ぽかぽか」の「おすすめジモTV」という企画内で紹介され、傑作選が一週間放送された。
ピンのローカル芸人。スタッフも含めた5人では最年長だが、数々のミス(噛む、言い間違い、勘違い、健康管理が出来ない、不明瞭な発言、運動神経の無さ)を繰り返すため、年下の斉藤、矢野からは尊敬されていない。
「福大ネットワーク、GKネットワーク」("福大"はゴリけんの母校である福岡大学、"GK"はゴリけんの略)と番組内で呼ばれる人脈を活用し、現地の情報収集や観光スポットの提案等を率先して行っている。しかし大半はゴリけんの個人的な趣味(日本史、特に幕末)であり番組を私物化するため、斉藤、矢野から却下される事も多い。
- 斉藤優(パラシュート部隊)
車移動の場合は運転を務めることがほとんどである。目的地が自動車移動と新幹線移動の境目となる関西に決まった場合、新幹線移動を強く懇願する場面がある。
鹿児島でレギュラー番組を持っていたため、目的地が鹿児島になった場合は旅のコーディネートを買って出ることが多い。
運転席で「次元」という名の次元大介のように帽子を深くかぶり、寝たふりをし、鍵をロックして車内に入れないイタズラをしょっちゅう行う。
泣き上戸であり、「一献」になると泣き出すことがよくある。
- 矢野ぺぺ(パラシュート部隊)
街頭インタビュー時のメモや、旅先の写真撮影を行っているが、たまにカメラを忘れたり紛失しそうになる。特に動物の写真には拘りを持ち、他の2人からは「動物カメラマン」と呼ばれている。第4期からは番組のナレーションを担当(第3期までは3人が交代でナレーションをしていた)。
下戸であり、一献ではもっぱらコーラを飲む。他2人の抑え役や、ツッコミ役に回ることが多い。イジられ過ぎるとふてくされる。
普通免許を所持しているが技術に不安な部分が多く、運転することはほぼなかったが、近年は帰り道などで運転することが増えている。
相方の斉藤とゴリけんは同じテレビ西日本制作の『めんたいぴりり』シリーズに出演しているが、矢野は出演していない。そのため同作品の話になると、2人が矢野に話を振るのが定番のいじりネタである。
また、非常に影が薄いせいで行く先々でスタッフと認識されることが多い。