概要
ディクソン博士の想像する未来生物や架空生物は、きちんとした科学的考察の積み重ねから導き出され、デザインされると言う点で、所謂一般的な架空生物とは趣を異とする。
そうしたディクソン博士の構築した生物を、ファンの間では彼の名をとって「ドゥーガロイド」と呼ぶ。
命名者は自然科学の権威デズモンド・モリス博士。
主なドゥーガロイド
(いずれもそれぞれの作品の表紙を飾ったもの)
人類滅亡後(5000万年後)の地球に新たに出来た火山島に生息するコウモリの末裔(メイン画面右)。夜間に超音波を使って獲物を探すため目はなくなり、飛ぶのをやめて翼が退化した前肢で歩き、後肢を腕のように用いる。
「新恐竜」のバラクラブ
恐竜が絶滅しなかった地球のツンドラや高山などの寒冷地に生息するヒプシロフォドンの一種(メイン画面左)。全身が厚い皮下脂肪と体毛で覆われ、後肢と尾は雪の上でも滑らないようなつくりになっている。
「フューチャー・イズ・ワイルド」のオーシャンフリッシュ
2億年後の地球に生息する飛翔能力を得て鳥類の消えた空に進出したタラの子孫(メイン画面中央)。胸鰭は翼に、浮袋は肺に、腹鰭は足に進化し、鱗は体温を保つために厚くなり、鰓は消失した。獲物を捕らえるときはクチバシ状の口からアゴが飛び出る。
関連項目
パラドックスポケモン(みらいのすがた) - 同じく現代よりはるか未来の時代の生物群であるが、こちらは科学的根拠を元に考察されたのではなく、実際にある科学者がタイムマシンを使って未来の時代から送り込んできた実在する生物とされる(ただし、現状では不明瞭な点も多く、疑問を呈する見方もある)。加えて、全種がロボット染みた外見をしており、自然進化の末に到達した姿ではなく、何らかの人工的なアプローチが入った姿である可能性が示唆されている。