概要
東国の小中高一貫の名門校。イーデン・カレッジとも。校章には林檎が配されている。創立から500年という長い歴史を持つ。
全校生徒はおよそ2500人。学問、スポーツ、芸術など、あらゆる分野において優れていて国内トップクラスの教育機関である。
学校の敷地面積は小さな町一個分ほどもあり、課外活動のための野山なども保有している。
また、名門ということもあり、東国の政財界の大物たちの子息が多数通っているため、庶民出身生徒への差別意識なども時折見られる。
この学校に入れること自体が一種の社会的ステータス(公式ファンブックによれば、初等部でも1年間の学費が日本円換算で5~600万円ほど。同書によればロイドの「医師としての」収入の1/4以上に相当)でもあり、それを誇示するために子供を入学させようとする向きもある。
しかし、学校が求める品位に見合わない人間は容赦なく蹴落とす過酷な世界であり、下記のような落第・停学もあり得る為、例え上流階級の子息であっても油断は出来ない。
総じて言えば苛烈な英才教育をモットーにしているスパルタ学校であり、近所の住人からはあまりよく思われていない模様。また、ここに通っているというだけで富裕層であることは確定なので、誘拐などのリスクもある。その為徒歩通学などまずありえず、車送迎、スクールバス、寮住まいの3種類しか通学方法は存在しない。
関連用語
星(ステラ)
優れた成績(試験の成績で首席と次席をとった生徒)や社会貢献(長期間のボランティアや人命救助、犯罪者の逮捕協力など)を行った生徒に対して授与される褒章(バッジ)。
これを8つ獲得することが、後述する皇帝の学徒選出の条件となっている。
見せびらかすものではないので、貰っても常に付けている人はまずいない。
全生徒の憧れであるせいか、星に纏わるデマも横行しており、根も葉もない噂に翻弄された生徒が肩透かしを食うこともある。
雷(トニト)
成績不振(試験で赤点)や不品行な生徒に与えられる罰点。
これが8つ溜まった生徒は問答無用で退学となる。また、数に応じて懲罰も存在する。
風紀委員のドナ・シュラークはこれを与える事が半ば趣味と化している節があり、些細なミスにまで雷を食らわす迷惑な教師と化している。不運にもアーニャは彼女の罰則の犠牲となった。
皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)
イーデン校の中でも優秀な生徒のみで選出された特待生。前述の星を8つ集めた生徒が選出される。
イーデン校で定期開催される懇親会に出席可能、特別な食堂などに入れるなどの特権がある。
寮
複数の寮が存在しており、寮から通う生徒も多い。所属寮は学級の役割も果たしており、自宅通学の生徒にも所属寮が割り振られている。
アーニャたちはヘンダーソン先生が寮長を務める第3組セシル寮所属となっている。