CV.上坂すみれ
概要
2022年に配信されたアプリゲーム『ソードアート・オンライン ヴァリアント・ショウダウン』に登場するゲームオリジナルのヒロイン。
人物像
赤いフード付きの衣装を見に纏い、2本の短剣を武器にしている二刀流使いの少女。普段はフードを深く被って素顔を隠しているが、フードの下は長い銀髪のロングヘアである。年齢は現時点では不明だが、初対面でキリトが『あんた』と呼んだりリーファが敬語で話をしていた事から、キリトとは近い年齢であると思われる。また、男性口調で会話をするのが特徴である。
後述のように弟がおり、天才的なゲームデザイナーである弟を大切に想っているようだが、OPアニメではその弟らしい人物はどこかの病院で入院をしているようであり、現実世界の彼女と思われる少女が見舞いに訪れている様子が描かれている。
ドライで一匹狼な性格で、ゲームも基本ソロでプレイしており、あまり他人と関わる事が苦手なようで、アスナにリーファ達を紹介されて質問責めにあってタジタジになっていた(なお、本人もボッチである事は理解しているようであり、キリト達には『引きこもりじゃないし友達が1人もいないわけではない!』と弁明していた)。
一方でゲームに対しては強い思い入れを持っており、後述の事件や、マナーの悪いプレイヤーを相手にした際には強い憤りを抱いている。
本作の舞台であるVRMMO『クロス・エッジ』の生みの親の1人であり、天才ゲームデザイナーである中学生の弟をサポートする形で開発、フリーのゲームとしてネットに上げていたが、電子機器メーカー『エプシロン』に『本格的なゲームとして商品化したい』と言うオファーをもらい引き受ける事になった。
しかし、いざ開発が進むと弟共に開発現場から弾かれてしまい、更にはサービス開始するとプレイヤーを襲って記憶を奪う謎のプレイヤーが現れると言う噂まで立つようになった為、調査のためにテスト用のアカウントを使ってクロスエッジにログインをしていた。
生い立ち
AT企業を経営する父親を持ち、母親は幼い頃に亡くしている。
父親は完璧主義かつ厳格で古風な価値観を持っており、『男は強くあるべし!』という理由でライラの弟を教育していたのだが、弟自身は大人しく気の弱い性格だった為、父親を苛立たせて躾という名の暴力を振るわれ、それは弟を庇ってきたライラにも及んでいた。やがて父親の会社が経営難で倒産し、父親は姉妹を捨てて蒸発、ライラと弟は施設に送られることとなった。
その後ライラと弟は趣味で遊んでいたゲームを自分達で作ってみようと、図書館やネットで独学で知識と技術を学び、数々のフリーゲームを開発。特に弟はPCに関してはライラ以上の才能を持っており、コンクールで賞を受賞しゲーム企業からもスカウトの話をされる程に優秀であった。そんな唯一の肉親である弟を大切に想っていたライラだったが、エプシロンに開発現場から弾かれた際、弟だけは機密情報に関わる為VR空間でミーティングに参加していたが、本編開始の2ヶ月前に突然自傷行為に走ってしまう。幸い命に別状はなかったが意識は戻らず病院で入院する事となってしまった。そして、その直後にエエプシロンから『弟がクロスエッジにおける全ての権限を放棄した』と言う連絡が入り、弟が自分に何の相談もなくそんな事をする筈がない事と上述の事件が起きた事から、エプシロンが弟に何かをしたのだと確信し、事件の真相を追う事となった。
余談
何気にシリーズで(短剣ではあるが)3人目の二刀流使いのキャラクターである。
関連タグ
アスナ:言わずと知れたSAOのメインヒロイン。彼女もアインクラッド編の初期は赤いフードを被っていると言う共通点がある。
シリカ:ライラと同じ短剣使いのヒロイン。アバターの衣装の色は各章や各シリーズでそれぞれ異なっているが、アインクラッド編ではライラと同じくキリトから貰った赤い衣装を着ている。
フィリア(SAO):ライラと同様ゲームオリジナルのヒロイン。初登場の衣装がフード付きで短剣を武器にしていると言う共通点がある(ただしフィリアはライラとは対照的に青い衣装で短剣も一本のみ使用している)。また、彼女のデビュー作ではあの男と関わりがあったのだが…
コハル:ライラと同じく、ソードアート・オンラインのソーシャルゲームであるインテグラル・ファクターのゲームオリジナルの短剣使いのヒロイン。
アーチャー(Fate/staynight):イメージカラーが赤で2本の短剣による二刀流使いと言う共通点がある。因みに、中の人はベルクーリ・シンセシス・ワンを演じている。