ノノクラゲ
ののくらげ
概要
『ポケモンSV』から登場した、メノクラゲのパルデアのすがた……ではなく、メノクラゲと瓜二つの姿を持つポケモン。
名前の由来は「野のクラゲ」で、メノクラゲとは1文字違い。
白い触手に見える足が肌色の頭部から生えている奇妙な姿が特徴で、メノクラゲの頭部の3つの赤いレンズと同じ位置に黄色い斑点模様がある。
分類の通り「きくらげ」がモチーフであり、奇数世代の恒例行事となった本作のきのこポケモン担当で、タイプもドダイトス以来となる「じめん・くさ」の複合。
如何にもか細い足を持っているので一見すると弱そうだが、体を支えられるほど筋力があり、しかも時速50kmの速さで走ることが可能。ゲーム中でもプレイヤーに見つかると一目散に逃げていってしまう。
彼らも生きるために必死なのだが、見慣れたクラゲポケモンに似たキクラゲが、二本の触手で陸を爆走する姿に腹筋を破壊されたプレイヤーもいるだろう。
キノコのポケモンはキノガッサを除き鈍足のイメージが強い為、その時点でも驚きである。
出現率は低いものの、木の根元にいることが多いので、場所によっては緑色の芝生も相まって遠目からでも見つけやすい。視界外からしゃがみ歩きで忍び寄れば、気付かれずに不意打ちすることも可能。
ウミディグダのように収斂進化による影響…かと思いきや、生態にも棲息環境にも類似性は一切存在しない。現状、本当にたまたま似ているだけとしか説明がつかない不思議なポケモンである。
強いて言えば、「クラゲとキクラゲがたまたま似通った食感を持つ」ことそれ自体を元ネタにしたポケモンだろうか。
また、可食部があるポケモンの1匹でもあり、体から剥がれ落ちたヒラヒラした一部は歯応えがあって非常に美味。
「来来来軒」という飲食店では「ノノクラゲとキュウリの酢の物」というものがある。
色違いは全体が白基調となり、黄色い斑点部分は真っ白に、ピンク色だった部分は白寄りのグレーになっている。ヨーロッパを代表するキノコ、マッシュルームを意識しているように見えなくもない。