ネタバレ注意!
演:一三
概要
華果村の駐在所に勤める警察官。
川から流れてきたジロウを拾い、我が子のように育てた。それ故にジロウからは実の親同然に慕われている。寺崎の誕生日には帰郷して祝うほどである。
彼の駐在所にはドン・キラー・キラーの出撃ボタンがおいてあり、偶然ジロウが押した事でドン・キラー関連の騒動収束に繋がった。
正体
「獣人を森から出してはならんし、人間を森に入れてもいかん。俺はずーっと、森の扉を守ってきたんだ」
ジロウには黙っていたが、寺崎はドン家の生き残りであり獣人だった。しかも最高ランクであるペンギン獣人であった。
ただし、猫の獣人らと違い自身の使命に対して(歪んでる部分こそあれど)責任感を持っている。
また獣人は基本的に誰にも殺す事が出来ない不死身の存在なのだが、寺崎は後述の通り既に不可殺とは言えず、腰や足のマッサージをタロウや翼に頼んできたりと肉体の衰えも垣間見えている。
獣人の森への扉を守る番人だったが、永遠に等しい命を持つ獣人に憧れ、方法は不明だが自分を獣人に変えて人間界にやって来た。
100歳を超える最高齢の獣人だが、コピー元のオリジナルが既に故人となっており、獣人の寺崎も余命僅かとなってしまう。そこでジロウを番人の後継者にしようと育て上げた。
寺崎は特定の相手に幻覚を見せる能力を持っており、ルミちゃん含むジロウの友人、果ては華果村の住人達は彼がジロウを育てるために作り出した架空の人物であり、とどのつまりは村全体がジロウを育て、獣人達の領域を守る為に寺崎が創り上げた箱庭のようなものだった。
そうした事情から、寺崎の警察官としての役職も正式なものではない可能性が伺える。
因みに獣人の寺崎は警察官であるが、本物の寺崎は腰に刀があり軍服のような服を着ていた事から大日本帝国時代の兵士であったと思われる。
料理が大変達者で、タロウと翼に出した煮物は余り物ながら食にうるさい二人を感嘆させるほどだった。
あれ、ルミちゃんの手料理って…。