概要
CV:大塚芳忠
幽遊白書の劇場版アニメ2作目、『冥界死闘篇 炎の絆』に登場するオリジナルキャラクター。
キャラクターデザインは冨樫義博。
イケメンであり、蔵馬と対照的に真っ黒い服と髪に、サンバイザー風の帽子と赤い珠のペンダントを身につけている。特にペンダントはとても大切にしていて、どんな時も手放さなかった。誇り高い人物でもあったようで、敵であっても後ろから襲うような真似はしなかったという。
かつて蔵馬と共に盗賊として猛威を振るっていたが、ある時魔界の宮殿へ盗みに入り、その脱出時にペンダントを落としてしまい、それを取り戻そうとした時に罠にかかって重傷を負い、助けようとした蔵馬へ「俺にかまわず早く逃げろ」と叫び、死亡した。
本編開始前に死んでいるので劇場版では回想シーンに1分程度しか登場しておらず、中盤に出てくるのは蔵馬を弱らせるため冥界三獄神の傀麒が変身した真っ赤な偽物である。
振り子付きの小型の鎌を複数使って結界を張り幻術を使うが、再戦時にペンダントを投げ捨てたことと、後ろから攻撃を仕掛けたことで正体を見破られた。
人気
蔵馬の相棒というポジションからか、映画オリジナルキャラの中ではずば抜けた人気がある。
その人気は親記事が出来る8年前からこの記事が存在していたほど。
また、黒鵺は他の幽白キャラと一線を化す最大の特徴がある。
「公式媒体では見かけないのに、二次創作では下手な原作キャラより多く見かける」
この一点に尽きる。
そのため「映画は見てないが黒鵺は見かけたことがある」という人も多いだろう。
長い沈黙からの脱却
黒鵺は長年の間、一部のファンからの絶大な支持される一方で公式から存在を抹消されていたため、一部のファンも「公式からの供給は端から期待していない」状態であった。
しかし2018年に「炎の絆」の権利問題が解消し公式から名前が出せる状態になり、さらに3年後の2021年に『幽遊白書100%本気バトル』内で黒鵺がプレイアブルキャラとして実装された。
実装2日前に不意打ちのシルエット公開からの新規イラストにSDキャラ、さらには大塚芳忠の新録ボイスといった、27年間の沈黙が嘘だったかのような怒涛の供給の連続に、一部のファンはリアル「待って無理しんどい」状態になったことは言うまでもない。
なお冥界死闘編のオリジナルキャラは期間限定キャラクターであったため現在は入手できないが、マジバトが続く限りいつかは復刻の可能性もある…と思われていたが、結局一度も復刻することなく2023年2月21日にサービス終了が決定した(サ終発表後にも恒常化されなかったのは、おそらく映画の権利的にコラボに近い扱いだったと考えられる)。
何はともあれ「黒鵺が映画以外で動いた」実績が作られたのは事実である。
そのため、今後の幽白公式の展開次第では新たな黒鵺に出会える…かもしれない。