概要
"TheBackrooms"(ザ・バックルームズ)とは海外の都市伝説にあたるCreepypastaの一つであり、その中で登場するある場所の呼び名である。
英語圏の掲示板サイト4chanに投稿された、メインイラストのような無人の部屋の画像に対する返信コメントによって創作された。
内容
「もしあなたがうっかり間違った場所で現実から抜け出してしまうと、BackRoomsに落ちてしまうでしょう。」
「そこは、古いカーペットの匂いのする狂気的な黄色に彩られた空間で蛍光灯のノイズが響き、
約15億平方キロメートルに渡って何もない部屋が広がっています。」
「もしあなたが近くで何か物音を聞いたのなら、神に祈ってください。」
「その音は地獄があなたの存在を聞きつけた音でしょう。」
二次創作・派生作品
上記のオリジナルを元に、「複数のレベルの存在」や「部屋の中で遭遇する敵対する"エンティティ"」などの様々な二次創作設定が作られている。また、この題材を元にゲームや短編映画など様々な形でこの異次元の迷宮が表現されている。
- 短編作品 "The Backrooms (Found Footage)"
"Kane Pixels"が制作した動画作品。
本作品を始めに、"Backrooms"を見つけた研究機関"Async"といった独自の要素を持つシリーズが続いている。
用語
レベル(Level)
バックルームズ内の個々の空間。
広さや性質は千差万別である。
エンティティ(Entity)
バックルームズに生息する怪物。多くは人間に敵対的で、迷い込んだ者達の脅威となっている。生息レベルも様々で、殆どのレベルで見られるものから、ごく限られたレベルにしか生息しないものまでいる。
アーモンドウォーター
backrooms内での安全な物資。美味しく体力回復になる飲料だが、アーモンドウォーターとわざわざ明記されないため慎重に判別しなければならない。
サバイバル難易度(Survival difficulty)
そのレベルの環境がどの程度危険かを表す指標。
最も安全なクラス1から最も危険なクラス5に振り分けられる。
基本的に低レベルであるほど用心する必要性が少なくなるが、「エンティティも危ない現象もないから安全」というだけで、行っても特に恩恵が無いレベルもある(逆に危険ではあるが、それに見合っただけの資源が存在するレベルもある)。
その他の用語
Frontrooms
Backroomsと対を成す空間。要するに現実の地球のこと。
関連イラスト
関連タグ
インザバックルーム:このコンテンツをモチーフにしたと思われる楽曲。
きさらぎ駅:こちらは日本で先に生まれた、ひょんな事から迷い込んでしまう異次元。Backroomsのことを「海外版きさらぎ駅」と紹介する記事がある他、日本語版Fandom Wikiでは日本製レベル(Level η)群の一つに組み込まれている。