曖昧さ回避
- 実体、存在、実在(物)、本質、本体などの意味を持つ英単語。
- コンピュータ用語で、参照や関連付けを受けるデータや意味のまとまり。
- The Backroomsに登場する動的実体。本項で解説。
概要
基本的にはThe Backroomsにいる放浪者、若しくは現実世界にある動物以外の動的実体がエンティティとして呼称される。
冒頭の説明の通り、大部分は人間に対して敵対的。ただし知性の有無などがその種類によって異なる他、中には人間に対し友好的なエンティティも存在している(放浪者と取引をするエンティティ、人間を護衛するエンティティすらいる)。
とはいえ基本的な能力は人間より遥かに高く、友好的なものでも状況によって敵対することが多い故、遭遇した場合は絶対近づかずにすぐその場を離れることが推奨されている。もっとも、これらのエンティティが敵対するのは専らこちらから挑発した場合だが。
また、現在は多種多様なエンティティが100体以上確認されている。
日本語Fandom版Backroomsではその方針上、エンティティ自体が明記されないように記述されている(ただし「未知の生命体が存在しています」といった記載で示唆していることは珍しくない)。
代表的なエンティティ
ハウラー
針金状の身体を持った黒い人型。メイン画像の実体がコレであり「エンティティ」といえばこの姿を思い浮かべるものも多いはず。
基本的に人間より大きく、若い男の声で放浪者を誘き出して生きたまま捕食する。逃げ出した場合は斬首して確保する。
最も有名なBackroomsの動画に登場するエンティティは「バクテリア」と呼ばれ、習性などが大きく異なる。
スマイラー
光に反射する目と歯が特徴的な実体。暗闇に潜むため全身の姿はあまり分かっていない(目と歯以外は無いとする作品もある)。
光に向かっていく性質を持つ他、パニックを起こしたり、音を立てたりすると非常に攻撃的になる。
産卵によって繁殖するらしく、巣が見つかることもあるようだ。卵を食べてはいけない。
ハウンド
所謂(人面犬)で、長い髪を持つ。常に攻撃的だが、睨みを効かせると怯むこともある。
また、噛まれるとその放浪者もハウンドになってしまう。
フェイスリング
所謂(のっぺらぼう)。多くのレベルに出現するが、敵対しないことも多い。顔以外の姿・知能は人間と殆ど変わらず、大人型と子供型が存在する。
概して大人は中立的だが、子供は複数人で積極的に攻撃してくる。
スキンスティーラー
空腹時に殺した人間の皮を被って、擬態する性質を持った人型実体。
しかし知能はあまり高くないらしい。
クランプ
多数の手足を持った肉塊状の異形。
腕が2mもあり、その腕を持って放浪者を捕食する。しかし常に飢餓状態ながら、必ずしも人間を襲うとは限らないようだ。
デスモス
大型の蛾の実体。とはいえ大型なのは雌だけで、雄は普通の蛾サイズ。
スマイラーと同じく光に引き寄せられる性質を持つ。
パーティーゴアー
黄色い姿にペンキで描いた様な笑顔「=)」を持つ特殊なエンティティ。主にLevel Funに生息しており、パーティーホストという正体不明の首領の下、迷い込んだ放浪者を集団で狩る。罠を仕掛けることもあるなど、知能も非常に高い。
Level Fun以外でも見かけることがあるが、パーティーホストの影響下に無いためか、敵対的かはまちまち。
レッチ
人間が変異するタイプのエンティティ※。以前のFandom版では「Insanity(インサニティ)」とされていたが、リライトによりWikidot版同様の「Wretches」表記に統一された。
※ハウンド等人間がなってしまうエンティティ自体は珍しくないが、エンティティの干渉等の外的要因が無しに変貌する例はあまり無いためこのような記載をする。
放浪者が狂気の末に表皮を失った姿をしており、攻撃性も高く、人間が持たない部位(翼など)が生えていたりする。なまじ元が人間なために知能も高いことが多く、中にはバール等の鈍器や銃器で武装した個体すらいる。
この姿になる前に数段階を踏むが、初期段階であればアーモンドウォーターを用いた治療が可能。
その他、Pixiv百科に記事のあるエンティティ
パーティープーパー
パーティーゴアーとは対照的な、青い姿にペンキで描いた様な困った顔「=(」を持つエンティティ。黒いフードを被っている。Level52を拠点に活動しており、人間に対し友好的だった。パーティーゴアーとの戦争に敗れて絶滅したらしい、が…?
ブランシュ
Wikidot版のLevel906固有のエンティティ。長いブロンドの髪と水色の目をした、背の低い青白い人間の女性の姿をしている。(ただし、ジェンダーは存在しない。)様々な超能力を有しており、「シグナスの書庫」で起きている事を全て把握している。
余談
「wikidot JP版」ではエンティティの代わりに「実体」という用語を用いている。