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にしまきとおるの編集履歴

2023-02-19 15:41:43 バージョン

にしまきとおる

にしまきとおる

にしまきとおるは日本の漫画家。

概要

別名義に「カジワラタケシ」があり、「にしまきとおる」は成年向け漫画で、「カジワラタケシ」は全年齢向け漫画で使用している。


2021年5月現在、マンガ図書館Zで以下の作品が公開中。

  • にしまきとおる名義
    • D-cupLOVERS
  • カジワラタケシ名義
    • 彼女はデリケート!
    • SPLASH!!(小川ひろみ原作)
    • ぼくのパート2
    • 純平!美女ON!!
    • 君にホールド・アップ!

成年向け漫画家としては長いキャリアを持ち、代表作の「BLUE EYES」は1990年代から10年以上にわたり連載された。

2023年2月現在、電子形式で販売されている成年向け作品は下記の通り。

  • Dear My Mother(全2巻)
  • W乳れ〜しょん(全3巻)
  • HOT ROD(既刊2巻、全3巻予定)

氏の作品の特徴として下記が挙げられる。

  • 主に「家族の絆」「コンプレックスの克服」「登場人物のキャリアアップ」をテーマとした作品が多い。
  • 全般的に登場人物は知性が高く、経済的にも恵まれておりハイスペックである。
  • フランスがあらゆる価値観を許容する理想郷、苦悩と葛藤の末に辿り着く安息の国として扱われることが多い。

Dear My Mother

概要

大学受験、そして司法試験の勉強に奮闘する綾瀬瞬と彼を支える両親のエピソードが中心で、親子の絆を描いた物語になっている。


登場人物

綾瀬聡一

商社マン。年齢不詳だが瞳よりは一回り以上年上である。

作中ではイギリス赴任期間が長く登場頻度が少ないが、一時帰国した際は瞬の大学合格を祝い、彼の勤勉さに感心したり瞳と瞬の仲の良さを喜んだりするなど理想的な父親としての一面を見せる。


綾瀬瞳

聡一の妻。初登場時点で34歳。

イギリス駐在中の聡一から瞬を託され、彼を献身的にサポートしていく。


綾瀬瞬

聡一の息子。初登場時点で18歳。

年齢からしてわかる通り聡一と前妻の間の子供であり、瞳とは血の繋がりがない。

ただし本人は海外駐在の長い父親に対してはさほど思い入れがないようにも見受けられる。

第1巻で大学受験に合格し、その後司法試験合格を目指して勉強を続けるものの、作品終盤で目標をフランスでの法曹資格取得に切り替える。


白川英玲奈

番外編「魅惑のアトリエ」で登場する女流画家。国内外の数多くのコンクールで入賞し、マスメディアで取り上げられることも多い。

週1で指導する男子大学生に対して絵画スキルのほか、自身の人生観をも伝授していく。


男子大学生

番外編「魅惑のアトリエ」で登場する美大生。英玲奈から週1で絵画レッスンを受けている。おとなしい性格。


W乳れ〜しょん

概要

映画脚本家を志す大学生・榊優馬とその幼馴染のファッションモデル・ユリカのサクセスストーリー。さらにユリカの母親であるエマも交えた家族の物語でもある。

全3巻だが1巻ずつ扱うテーマが異なっており、第1巻は理人とユリカの交流、第2巻はエマの苦悩、第3巻は各々のキャリアの転換が描かれる。


登場人物

榊優馬

双葉が丘大学文学部在籍の大学一年生。

映画脚本家を志しており、映画のみならず生物学、世界史、美術、心理学等々さまざまな学術領域への造詣が深い。

学業も優秀であり、ユリカに試験勉強の指導をすることもある。

作品終盤では映画の製作を巡って監督と対立し、真に自分らしい映画製作ができる環境を求めてユリカ、エマとともにパリへ移住した。


美咲百合花(ユリカ)

エンジェル大学在籍の大学一年生。

地元の大地主の家系であり、人気のファッションモデルでもある。

なお父は既に他界しており、実家に母のエマと2人で生活している。

ファッションモデルとして躍進していたものの作品終盤では元来のモデル業からテレビやラジオでのタレント活動へ軸足を移しており、フランスの料理学校へ進学するために優馬、エマとともにパリへ移住した。


エマニュエル・マリエール・美咲(エマ)

ユリカのフランス人の母。36歳。日仏の翻訳業に従事している。

優馬とユリカの成功を心から祈っている心優しい性格である一方、あまり自分を表に出さない奥手な性格でもある。

エマの母は未婚の母であり、エマ自身も複雑な家庭環境を過ごしたため母の二の舞にならないようにしよう、という意識がある。このことが上述の奥手さの原因になっている。

亡くなった夫の存在がずっと心の中にあり、そのことでも悩み続けていたが、優馬とともにお墓参りをしたことによって迷いを振り切り、自分らしく生きる決心をした。

作品終盤では確執のあった祖母の危篤に駆けつけるためパリへ飛び立ち、そのまま優馬、ユリカとともにパリで定住することになった。優馬の著作した小説を翻訳することでも活躍している。


エマの祖母

パリ在住の老女。エマの祖母であり、すなわちユリカの曽祖母でもある。

エマの母の死後にエマを引き取って育てたものの、エマに対して理不尽なことを言うことがありエマの悩みを増幅させる原因になってしまった。

結果としてエマとの関係が険悪になってしまい、エマはユリカに祖母の存在を伝えることがなかった。

作中終盤で危篤状態に陥ったものの、駆けつけたエマ、ユリカと対面し家族の絆を復活させたことで永遠の安らぎを得た。


榊優馬(幕末)

番外編「吉原華宵桃源夢」に登場する幕末の会津藩士。本編の榊優馬と同姓同名であり顔も似ている。

叔父に誘われてたまたま吉原を訪れていたところ狼藉を働いていた薩摩藩士・国原を剣で退け、お百合を救い出した。

戊辰戦争を経て命からがら生き残り、毬江屋主人を殺害した国原を女将とともに討伐した。

絵麻太夫、お百合とともに吉原を出た後は、本編の榊優馬と同様に戯作や芝居の世界へ転向する意向を示した。


国原

番外編「吉原華宵桃源夢」に登場する幕末の薩摩藩士。日本警察の創始者と評される大警視・川路利良の部下。

お百合を襲ったり毬江屋の主人を殺害したりと粗暴かつ残忍な性格。

毬江屋の女将および榊優馬との果合に敗れ命を落とした。

死後は明治政府の新聞により数々の汚職の主犯として報道され、川路からも切り捨てられる形となった。


毬江屋の女将

番外編「吉原華宵桃源夢」に登場する吉原の遊郭・毬江屋の女将。

榊優馬の助太刀があったとはいえ国原を含めた薩摩藩士と戦い生き延びるなど腕っ節もよい。


絵麻太夫

番外編「吉原華宵桃源夢」に登場する遊女。毬江屋の稼ぎ頭。

最終的には吉原を出ることになった。


お百合

番外編「吉原華宵桃源夢」に登場する遊女。毬江屋の新造で絵麻太夫の妹。

最終的には吉原を出ることになった。


HOT ROD

概要

そこそこハイスペックだが私生活がうまくいかない主人公・幸田理人が、異世界の生命体「Mr.ハッピー」と協力して様々な人間関係を円滑に取り持っていくストーリー。

「理人の仕事・プライベート両面での成長」「各ヒロインのキャリアに対する苦悩と決断」をメインテーマとして物語が進行していく。

全3巻の予定で、2023年2月時点では第2巻まで発売されている。


登場人物

幸田理人

本作の主人公。大手広告代理店AAA(株式会社エンジェル・アド・エージェンシー)に勤務する男性。

有名私大卒、26歳で年収650万円という一般的なエリート。

地方支社で業績を上げた結果として副社長直轄の経営企画部に配属された経緯があり、もともと仕事面では優秀である。

一方で女性運が悪く、交際していた女性とは本作開始直前に破局してしまった。そして一人で行くことになった海外旅行の最中、「Mr.ハッピー」に憑依される。

当初は女性関係の失敗からか卑屈になっている様子がうかがえたが、基本的には各ヒロインのキャリアについての悩みを聞いてあげる思いやりのある性格である。

経営企画部所属だが担当業務は幅広く、副社長の指名でマーケティング戦略を担当するほか、同僚からの依頼でクリエイティブ職または営業のような業務(CM撮影現場の監督、テレビ局メンバーとの交渉など)にも駆り出されている。


Mr.ハッピー

突如として理人に憑依した謎の多い生命体。通常の世界とは異なる次元からやってきた。

理人たちが生活する「この世界」で活動するための依代として理人を選択した。

理人の体の一部と同化しているが、Mr.ハッピーそのものに実体はなく理人以外には姿が見えない。また理人とは感覚器官を共有しており口頭での会話をせずに意思疎通が可能。ただし感覚器官は共有でも感情は別であり、理人の感情が高ぶっているときも極めて理知的かつ冷静な振る舞いをする。

異世界からの来訪者とはいえその卓越した知能は「この世界」でも大いに通用するものであり、理人の私生活での欲求を実現させるために様々なアドバイスをしていくほか、資産運用で理人の資産を爆増させつつ節税スキームで安定化を図るなど人間としての生存能力の増強にも辣腕を振るう。

なお「Mr.ハッピー」という名前は理人が命名したもの。


経営企画部所属の課長

経営企画部で理人とともに働く男性。理人の直属の上司かどうかは明言されていない。

海外旅行帰りの理人に「いいご身分だ」と言い放つ嫌味な性格。


マーケティング戦略担当の課長

理人が配属になった商品PRプロジェクトで、理人とともにマーケティング戦略を担当する男性。経営企画部所属かどうかは不明。

本来理人の成果物をレビューする立場にあるが、理人が提出したデータ分析資料を具体的な指摘もなしに突き返しており非常に理不尽かつ当たりが強い。

先述の「嫌味な課長」とこの課長は髪型や使用しているデスクが微妙に異なるため別人と思われるが、両方とも本名が登場しないため同一人物の可能性もある。


早見先輩

AAAに勤務する気さくな男性で、理人の先輩に相当する。

一旦は美里レイラのCM案件を担当したものの手に負えず、案件を理人に託した。

当人は金持ちかつコネ入社であり、レイラの案件での失敗が自身の評価に大きく響くことを危惧して理人に任せたとのこと。


西城くん

AAAに勤務する男性。理人とのやりとりから、理人の後輩にあたると推測される。

コネ入社かどうかは明言されていないが本人にはそれなりの人脈がある様子である。

落ち着いた性格だが、抜け駆けした雷通の局担の足止めに動くなど行動力も備えている。

また、理人や小夜子の異能によるオーラを感知するなど、その2人ほどではないがやや凡人離れした一面もある。


雷通の局担

国内広告代理店最大手・雷通所属で帝都テレビ、中でも輝月小夜子アナウンサーを担当する男性2人組。

AAAが小夜子とのアポを取ったにもかかわらず同日に局に乗り込んで小夜子に接触を図りに来た。

なお外見は黒服かつサングラス、そして西洋人風の顔立ちであり、さながらメン・イン・ブラックである。


小鳥遊美羽

航空会社に勤務する客室乗務員。24歳。もともとは国際線を担当していた。

学生時代にミスコンに出場するほど容姿端麗な人物。勤務中はもちろん普段もおしとやかで丁寧な性格。

海外旅行帰りの理人と航空機内で知り合った。あくまで最初は客と従業員の関係だったものの、Mr.ハッピーの助言もあり機内で急速に打ち解け、搭乗後も交友関係が続くほど仲良くなっている。

第2巻にて、美羽自身に落ち度はないものの何人かの女性客とトラブルを起こしてしまい、担当を国内線に変更されたこと、転職して客室乗務員を辞める意思があることを理人に明かした。

なお同姓同名のキャラクターが別の原作者の別作品に存在するが、偶然であり関連はない。


暮澤咲瑠

「暮澤メンタルクリニック」を経営する開業医。28歳。精神科・心療内科を専門とする。

理人の高校時代の先輩(とはいえ高校時代に面識はない)であり、才色兼備なため理人にとって憧れの存在だった。

Mr.ハッピーを訝しむ理人が自身の精神異常を疑い暮澤メンタルクリニックを訪れたことで理人と知り合った。

冷静沈着で動じない性格であり、謎の生命体に憑依されたという理人の話にも顔色一つ変えずカウンセリングした(といってもただの精神障害だと思われただけなのだが)。

なお前述の経緯の通り理人はMr.ハッピーのことを咲瑠に打ち明けており、Mr.ハッピーの能力について「理人は他人を思いやる性格だから問題ない、理人の思う通りに活動して必要なときに能力を使えばよい」と助言している。


涼嶺六花

AAA副社長の秘書で理人の同期。

凛とした女性だが誰に対してもそっけない態度をとるため、社内では影で「氷の女王」と呼ばれている。

作中でも当初は自身を凝視していた理人に対してつっかかるなど気の強い一面を見せていた。

不覚にも社内エレベーターで理人とともに閉じ込められたことをきっかけに理人と打ち解けるようになり、高校時代までは地味な見た目だったこと、大学で努力してイメージチェンジしたところ女子から避けられるようになり孤立したことを理人に明かした。

入社式の回想シーンの描写から、AAAでは理人と同じ総合職入社だと思われる(今日では一般的に、性別にかかわらず総合職が秘書配属になることはまずないと思われるが)。本人としても秘書業務は役不足と感じており、加えて理人との交流の中で自分に自身を持つことができたため、AAAを退職し別企業の広報に転職した。


美里レイラ

アメリカ人の父親と日本人の母親を持つハーツのモデル。19歳。

SNSのフォロワー数も極めて多く、同年代の女子に対する影響力は絶大。

ただ難点として非常に自我が強く、少しでも気に入らないことがあると仕事を引き受けない傲慢な性格の持ち主。

既に契約が決まっていた食品CM撮影を拒否していたところ、案件担当の後任として交渉に来た理人と知り合った。

その際理人から契約履行違反に伴う違約金の話をされても聞く耳を持たず、社会人としてかなり危険な態度を取っていたものの最終的には理人の尽力もありCM撮影を引き受けた。


輝月小夜子

帝都テレビのアナウンサー。25歳。

情報番組のメインMCを務めており、その美貌と物腰の柔らかさゆえに視聴者からも局内の同僚からも人気が非常に高い。

ただそれは表の顔であり、実際は自信家でお高くとまっており、相手を手玉に取ろうとする性格。

局内ではプロデューサーやディレクターを上回る権力を掌握しており、番組で取り扱う案件は小夜子の承認が必要なほど。

実は話し相手の異性を惹き付ける特殊能力を持っており、当初は小夜子にもMr.ハッピーのような異世界の存在が潜んでいるのではないかと理人に疑われた。

生放送収録中にMr.ハッピーの能力を行使された結果気絶して医務室に搬送される事態となり、番組スタッフにも「霊障が生じた」と勘違いされてしまった。


関連タグ

漫画家 超乳

梶原一騎ビートたけし:ペンネームの由来。

赤松健:元アシスタント。


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