概要
CV:喜多村英梨
東京・池袋で暮らす小鳥遊家三姉妹の次女、10歳(物語開始時点)。
父・信吾と母・祐理が海外での飛行機事故で生死不明になり、残された三姉妹が
親戚にバラバラに引き取られそうになって途方に暮れていたところで、親族会議の席で
祐理の弟の大学生・瀬川祐太が
「うちに、来るか?
貧乏だし、狭いし何にもないけどさ。三人一緒でいいぜ」
と言ってくれたことをきっかけに、三人一緒に叔父である祐太に引き取られて暮らすことになった。
父・小鳥遊信吾の二番目の妻、サーシャ・イリイーニチナ・ガガーリナの娘。
三姉妹の中では唯一の金髪の持ち主。これは母譲りの地毛であり、染めたものではない。
容姿も元モデルである母譲りのものか、美少女揃いの姉妹の中でも頭ひとつ抜けた
芸能界でも即戦力になるレベルのアイドル的容姿であり、街を歩けば芸能事務所のスカウトに
よく声をかけられ、学校でも美羽に好かれようとする男子は後を絶たない。
それ故に恋愛の達人っぽく見られてほかの女子に相談を持ちかけられることもしばしばだが、
美羽自身は恋愛そのものに関してはごくごく普通の子であり、
その辺をよく理解する親友のサッちんこと祥子に助け舟を出してもらって場を切り抜けることも多い。
オシャレや流行にも結構敏感で、女の子っぽさの追求や『乙女心』についてのアンテナは高く、
祐太がその辺に疎い言動をしたら「デリカシーに欠けますよ叔父さん」が常套句となっている。
家の事情や育ちの境遇ゆえか、家族の中でも特に他人の機微に敏感かつ大人びており、
一生懸命だけれど乙女心に鈍いところのある祐太や、同じく一生懸命だが不器用な姉・空、
まだ保育園児である妹のひなにいろいろ気を回したり、助言したり、ツッコミを入れたりと、
目端が利き気遣いもできる優しい子である。
が、やはり年不相応な背伸びをしている点があることも否めず、その家族への気遣いや
義理立てをこじらせて素直に自分の気持ちを出せなくなるところもあり、一時はそれが祟って
自分に会うために来日したサーシャを拒絶し、その問題で祐太や空たち家族に対しても頑なになり、
家出にまで発展することもあった。
その件を乗り越えて和解が済んだ後は、姉の空ほど確固としたものではないが
祐太を異性としても意識し始め、空をヤキモキさせるひとりとなっている。
3姉妹で物語最後まで「小鳥遊」性だったのは彼女1人である。