概要
1981年12月に、これまで販売していた2トントラックのキャブオールとプリンスクリッパーを統合する格好で誕生。1982年2月には1トントラックのプリンスホーマーとキャブスターも統合している。
3代・39年間にわたって生産され続けたが、2021年6月限りで製造・販売が打ち切られた(ただしオーダーに関しては実は2020年一杯で打ち切られた)。
2tクラスについては1995年から2012年10月までいすゞからエルフの一部車種を融通してもらっていたほか、2012年11月から2021年1月まで三菱ふそうトラック・バスからキャンターを融通してもらい「NT450アトラス」の名で発売していた。そして2021年4月以降はエルフに戻り、NT450の名を外し再び「アトラス」となっている。
なお、エルフのOEMに戻った現行モデルで「2tクラス」と称している車種については、日産内での社内形式呼称がH43型だった2012年のOEM打ち切り前のものと同一モデルではあるが、再開後はH4○系の形式を使わず1tモデルの形式と同じF25型に統一されている。なお、車種バリエーションはH43型時代より絞られている(装備をかなり簡略化したSTDグレードや積載量4tクラスの車種が設定されていない等)。
現行の1tモデルについては、自社生産車種のF24型(いすゞにもOEM供給されていたほか、三菱ふそうにもOEM供給されていた)のガソリンモデルを併売する形で、2019年8月末にいすゞと再度OEM供給を再開してエルフのディーゼル車を「アトラス ディーゼル」(F25型)の名で販売、1tクラスについては今回が初の供給となる。2020年末にF24型の販売終了に伴いF25型へ一本化、2021年4月のエルフ2tクラスの供給再開後は「アトラス1.5tクラス」に車名を変更している。