加賀鉄男

かがてつお

『ヒカルの碁』の登場人物。

「おいガキ、言い忘れたがオレの方の駒は、6枚落ちでいいぜ」

プロフィール

　進藤ヒカルの、中学時代の2学年上の先輩。葉瀬中学校に在学していた頃は、将棋部に所属しており、部長を務めたことがある。

将棋部員でありながら、囲碁部の筒井公宏(同学年)より囲碁が強く、筒井から大会の助っ人を頼まれていたが、囲碁嫌いという理由で断っていた。しかし直向きな筒井には何か思うところがあったのか、何くれとなく気にかけている。

　10歳くらいに、将棋を指したかったにもかかわらず、父親に碁を無理強いされたことや、囲碁教室にいたアキラに勝利(首席)を譲られたことなどが原因で、囲碁嫌いになってしまう。

　創立祭でヒカルと出会い、彼（藤原佐為）の棋力の高さに興味を抱き、ヒカル、筒井と共に、北区中学囲碁大会へ参加。彼自身は大将を務めた。他校の中学生大将に2局勝利するも、決勝戦の名門・海王大将(岸本薫の1学年上の先輩)には敗北した。

　ヒカルが塔矢アキラを追う目標（院生試験）か、友情（冬期囲碁大会出場）かで迷っていた際には、部員や自身との三面打ちを提案し、ヒカルの背中を後押しした。

　部活をするしないは自由だと語った半面、負けたら囲碁に入って大会貢献するよう提案したこともある。

・未成年でありながら喫煙をしていたが、アニメでは喫煙シーンはなく、タバコの代わりにガムを嗜好品としている。

・囲碁部とバスケ部が掲示板のことで揉めた際には、葉瀬中バスケ部が強いことから、バスケ部の主張が勝ると判断した（彼曰く、力のあるものは権利も大きい）。

・作中で、アキラ、ヒカル、佐為に互先で勝利した。

・登場は短い間であったものの、『ジャンプ』誌上における人気投票では三指に入るほどの人気を誇る。ガイドブックで「神の一手に最も近いのは?」というランキングでは、ヒカルとアキラを抑えて佐為に次ぐ2位を獲得している。