概要
作曲者は安藤浩和氏。
前作スターアライズの「組曲:星羅征く旅人」同様に三拍子かつ管弦楽調で神秘性を前面に押し出した一曲であり、女声コーラスが特徴的。
フェクト・エフィリスの戦闘に合わせてBGMも数段階に分かれている。前半はオーケストラ調となり、後半はそれをトランペットとエレキギターでロック調に大胆アレンジしたもので、印象としては「組曲:星羅征く旅人 第四楽章:生誕の希望」に近い。また、この曲全体に言えることだが、カービィシリーズのラスボス曲にしては珍しくグリーングリーンズのフレーズが用いられておらず、全体を通し「WELCOME TO THE NEW WORLD!」のフレーズをアレンジしたものとなっている。
1ループで6分強という長い一曲だが、弦のハーモニーとコーラスを中心に用いた歴代のラスボス戦闘曲ともまた一味違う力強さと美しさを感じさせる一曲は必聴である。
時間があるときにでもドルディーズに演奏してもらおう。
TheアルティメットカップZの最後の敵にも使われるが、第一形態では前半パートのみでループし、ドームほおばりのシーンになると移行用フレーズだけでループする。
第二形態の後半になると、ムービーシーンでのデッドリーサン・グレーザーの発動と共にBGMが変化し、後半部分が流れ始める。演出も相まってプレイヤーを非常に昂らせるが直後のデッドリーサン・グレーザーで撃沈されたプレイヤーはさぞかし多いと思われる。
余談
曲名の『ロッシュ限界』とは伴星が主星に近づくと潮汐力によって破壊されてしまう臨界の距離を指す。戦いの舞台がロッシュ限界だったとすれば、ポップスターを落とそうとするフェクト・エフィリスとの戦いにおいてはどちらか、あるいは双方の惑星が破壊されるタイムリミットともいえる場所である。