川端裕人の小説『銀河のワールドカップ』を原作にしたアニメ作品。
NHK総合では2007年以後、NHKの衛星放送で放送されたアニメを放送しているが、いずれの作品も深夜番組としての放送だった。ゆえに土曜日の朝に放送される本作は深夜以外で放送される、初めてのケースとなる。
宇田監督によれば「このサッカーアニメは、選手からオーラも出ませんし、スーパーシュートもうたないんです(笑)。実際にあるサッカーの技を楽しんでもらいたいアニメ」とのこと。
ストーリー
中心メンバーがコーチと衝突してチームを去った事がきっかけとなり空中分解してしまった『桃山プレデター』の6年生チーム。
そこに所属していた主人公・太田翔はチームの解散に落ち込みながらも、持ち前の押しの強さで転校生の俊足サッカー少女高遠エリカや元チームメイトの降矢三兄弟を引き込み、チーム再結成のために動き出す。
キャラクター
本作の主人公。目的のためには努力を惜しまないポジティブで行動力溢れる性格。
スキルは低いがサッカーが大好きで、チーム再結成のために周囲の人々を動かしていく。
『スピードスター』の異名を持つ関西出身のサッカー少女。明るく勝気な性格で、翔の少々過剰気味な行動力によくツッコミを入れている。
成長期に入り 広がりつつある男子との身体能力の差に悩みつつも、めげる事なく選手を続ける熱い情熱の持ち主。
黄色がパーソナルカラーの降矢三兄弟長男。逆立てた髪が特徴。
コーチと衝突し桃山プレデター解散の原因となった三つ子の悪魔と称される一人。負けん気が強く無口。
緑がパーソナルカラーの降矢三兄弟次男。切り揃えられた前髪が特徴。
打算的な性格で、誰に対しても敬語で話す。
赤がパーソナルカラーの降矢三兄弟三男。真ん中分けの前髪が特徴。
乱暴な口調で比較的マイペースな性格。
翔とエリカのクラスメイト。穏やかで大人しい肥満体型の少女。
エリカらとの出会いを通してサッカーに興味を持ち始める。
『川原国際ヘヴンリー』に所属する金髪碧眼の少年。卓越したテクニックの持ち主。
昨年の都大会 準々決勝で桃山プレデターと対戦した。
本編未登場
かつてライトニング・ライトと呼ばれ、J2時代の『千葉サンダーボルツ』でFWとして活躍していた男性。
怪我が原因で選手を引退してからはコーチに転身。ジュニアチームを全国ベスト8に導くという実績を上げたものの、とある理由でサッカーに関わらないと心に決めて以降は失業保険で堕落した生活を送っていた。
世界クラスの実力を持つが、怪我が理由でワールドカップの代表を逃してしまった『新東京FCローサ』所属のプロサッカー選手。
リハビリを兼ねた練習中に出会った翔とエリカをチームの練習に誘い、助言を与える。
焼肉屋『どんまい』を切り盛りする翔の母親。
翔の妹。