概要
初出は地方都市・平崎市が舞台の『真・女神転生デビルサマナー』で、種族は「悪霊」。
LV45と種族最上位の白いマスクを被った大鎌を持つ死神のような姿の悪魔で、HPこそ少ないものの全体即死魔法「ムドラ」や特技扱いの「イーヴィルアイ」を持つので、耐性のある装備無しで地下水道の奥地などをセーブしないで歩いていると、一瞬で命を刈り取られカロン送りになってしまうので注意が必要である。
『ストレンジジャーニー』では、攻略に慣れてきたボーティーズに出現するLV18の悪魔であるが、ミッション「ゼレーニン隊員の救出」のボス悪魔として登場し、高確率即死魔法「ムドオン」と毒付与の斬撃「ベノンザッパー」で攻めてくる。
『真・女神転生Ⅳ』では即死ではなく、毒や病気付与の「ベノンザッパー」「パンデミアブーム」を持ち、『真・女神転生ⅣFINAL』ではニヤリ解除の「マガオン」や、常態異常耐性の「地獄のマスク」も覚える仲魔としても使いようによっては役立つ悪魔である。
中世ヨーロッパにおけるペスト禍などによって、男女のペアが交互に地上に倒れてその死を悼んで笑う「ダンス・マカブル:danse macabre(死の舞踏)」が流行したことにより、死は全てにおいて平等であり、常にそばにあるという「メメント・モリ:memento mori(死を想え)」の思想が生まれた。
その「死の舞踏」をモチーフにした絵画作品では、ダンスをする骸骨や死神を意味する道化師が描かれており、「マカブル:macabre」というフランス語が意味するのは「死を連想するような不気味さ」であり、この道化師姿の悪霊はこの名を冠しているのである。
関連動画
『真・女神転生Ⅴ』では種族が「邪鬼」に変更され、やはり毒付与に特化したスキルを多く持つ。