曖昧さ回避
概要
1960年代から80年代にかけて、ソビエト連邦が打ち上げた金星探査計画(ベネラ計画)、およびその計画に使用された探査機(1号∼16号)の名。
金星という過酷な環境の惑星、それも表面を探査するという、大変困難な探査計画である。探査機もその過酷な環境に耐えうるための様々な工夫を凝らした設計がなされた。
最初こそ、金星に到達すら出来なかったり、出来ても大気中で壊れてしまったりが続いたが、ついに着陸に成功。
ゴツゴツした岩だらけの表面、上記の高温と極端な高気圧という過酷な環境であるなど、金星の文字通りベールに包まれていた実態を明らかにしたのであった。
ただかつて、金星は地球と同様、豊かな環境の惑星とも考えられており、結果は完全な真逆であったと言える。
これにソ連は金星への関心を失ったが、アメリカはむしろ逆で、1990年代に探査機マゼランを打ち上げることになる。
関連タグ
マリナー計画 同時期のアメリカ合衆国における金星探査計画。