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ミロカミュの編集履歴

2023-04-18 03:06:45 バージョン

ミロカミュ

みろかみゅ

「聖闘士星矢」の黄金聖闘士、蠍座のミロ×水瓶座のカミュのCP。

蠍座のミロ×水瓶座のカミュのカップリング。腐向け。


親友同士であり、十二宮編の氷河戦では互いの心情を慮る描写があった。

ゲームなどでもこの二人を選択すると、特殊会話が用意されていたりする。

ハーデス十二宮編OVAではミロがカミュの首を絞め泣き崩れるシーンが追加されている。

キャラ同士の関係性がよくわからないことが多い作中ではっきりした友人という設定、とっつきやすいキャラクターやルックスもあり歴史の長い星矢界でも安定したカップリング。

二次創作ではカラーリングは原作カラーが多め。


原作カラー(左)/アニメカラー(右)

おかえり!友よ なぜに裏切ったのだ…


  • 原作およびアニメ等派生作品におけるミロとカミュの軌跡

聖闘士としての忠義に一途で直情径行なミロと、クールさを標榜しつつ実は情に篤いカミュは名コンビであるが、一方で原作およびアニメのオリジナルストーリー中では、ミロが懸命にカミュを思いやっても、ひとりで思い詰めてしまいやすく、しかも行動が唐突なカミュは、ミロの思いやりを無にしてしまうことが多く、ぶっちゃけミロがいつもカミュに振り回されている傾向がある。


十二宮編において、いきなり弟子のキグナス氷河を氷漬けにしてしまうというびっくり行動を取ったカミュの内心を、ミロは懸命に忖度しようとしている。そして自分の天蝎宮に攻め込んできた氷河に対して、「カミュの思いやりを無駄にするな。あいつはお前を死なせたくない一心だったのだ」と、らしくもなく説教をかまして制止しようとする。言葉の足りないカミュの通訳を、ミロが不器用ながらも買って出ている形である。

だがこのとき、氷河はすでに師であるカミュを尊崇しつつも、同年代の青銅一軍との友情、および真の女神アテナである城戸沙織を守る正義のほうが大切になっており、ミロならびにカミュの温情を受け付けようとしなかった。聖闘士として一人前の気概を見せる氷河を見て、ミロは「弟子として甘やかすのではなく、ひとりの聖闘士として認めた証として、正々堂々の戦いで討ち取るべきだ」と考え、これを宝瓶宮のカミュに小宇宙通信(聖闘士の間で通じるテレパシーのようなもの)で伝えている。「お前の弟子討ってもいいよな?」なんて聞かれても、カミュも困ると思うのだが、どこまでもミロは直球である。

結局ミロは、対決を通して氷河の力を認め、最後には天蝎宮の通過を許す。だがこのことは、結果的にカミュが宝瓶宮にて氷河の手で討たれる展開に繋がってしまう。

カミュの死に直面したミロの心情は察して余りあるが、聖闘士としての美学からか、それとも友の弟子への思いを汲んでか、カミュの悲壮な討死に対して、ミロは特に悲嘆を見せていない。しかし原作では氷河のキグナス聖衣の修復のために大量の血液を提供する場面があり、そのさい亡きカミュに対して「お前が命懸けで一人前に育て上げた氷河はオレが引き受ける」と決意表明しており、実際に以後は氷河の後見人となったようである。カミュと氷河の師弟の相克に振り回されつつ、残された弟子を引き受けるミロの漢気が光る場面である。

なお「友の弟子」である氷河への、ミロの関わりが妙に濃厚なのは、雑誌掲載ギリギリまで氷河の師はカミュではなくミロになる予定だったという事情が反映しているものと思われる。


冥王ハーデス十二宮編では、カミュはある目的を秘めてハーデスに寝返ったフリをし、他の死亡した黄金聖闘士と共に冥闘士として甦り、ミロがアテナの聖闘士の一員として守護している聖域十二宮へ攻め込んでくる。

このときのミロはアテナ神殿まで沙織の安全を確認しに行ったり、聖闘士として戦いたいとやってきたカノンを成敗しようとしたり、それが済むと冥闘士を迎え撃つためにまた自分の天蝎宮に戻ったり、最終的にはシャカが殺されたことに耐えかねて処女宮まで降りてきたりと、忙しい動きを見せており、あまりに慌ただしい展開のさなかだったせいか、攻め寄せてきた裏切り者のひとりが生き返ったカミュであることに、特別衝撃を受けたような描写はない(他の旧黄金聖闘士とひとまとめに「アテナの聖闘士でありながら…」という怒りは見せているが)。

そしてアイオリア・ミロ・ムウVSサガ・カミュ・シュラという三対三のアテナエクスクラメーション対決を経て、アテナの命令によりサガたちをアテナ神殿にまで連れて行く展開となるが、OVAの「冥王ハーデス十二宮編」では、このときミロが半死半生状態のカミュを担いで歩くシーンに、「友よ、なぜに裏切ったのだ…」というモノローグが被せられている。

さらにこの後、アテナの自決という衝撃の場面に直面したミロは、友の裏切りの真相を初めて知り、何も言ってくれないまま身勝手に行動したカミュへの憎しみや、そんなカミュのことをわかってやれなかった自分へのやりきれなさ、さらには彼らの行動によって引き起こされたアテナの死への悲憤などがない交ぜになって、半ばパニック状態のまま衝動的にカミュの首を絞めあげ、カミュを苦悶させながらも殺しきれずに号泣するというかなり切ない場面がある。基本的には単純で一本気なミロにも、彼なりにカミュへの愛憎半ばする思いがあるのだとわかる場面である。

友よ なぜに裏切ったのだ…

ちなみに前述ふたつの場面は原作にはなく、OVAにおけるオリジナルである。原作では親友であるカミュの裏切りに対するミロの心情がまったく描写されていないため、ドラマ性を深めるための補完が行われたものと思われる。


アニメ派生作品のひとつである「聖闘士星矢黄金魂」では、とある神のもくろみにより、冥界で散った黄金聖闘士十二人が北欧アスガルドの地に甦る展開となる。当然ながらミロとカミュもふたたび黄金聖闘士として黄金聖衣をまとい戦うこととなるのだが、やっぱりこのふたりはすんなり共闘することができず、またしても敵味方として対決する羽目になってしまう。

ふたたびのカミュの敵対行為に直面したミロは(さすがに冥王編で学習したのか)「カミュには何かそうせざるを得ない事情があるのではないか」と考え問い質すが、カミュは例によって親しい間柄の人間への複雑骨折した愛情から、今回は本気でかつての仲間たちと戦う覚悟を固めており、ミロはアスガルドの地で二度にわたってカミュに殺されかけることとなる。

そんな目に遭わされながらも、最終的に自分たちのもとへ戻ってきたカミュを、ミロは詳しく問い質すこともせず、再び戦友として受け入れ、今度こそは本当に共闘する。ミロめっちゃいい奴だけど、そんなんだからいつもカミュに甘えられてしまうんじゃないのかと思わなくもない展開である。まあ最後はふたりで肩を並べて浄土へ逝くことができたので、一応ハッピーエンドとなったCPと言えよう。


以上のように ミロはだいたいいつもカミュに振り回されているが、いい意味で単純なミロは、怒ったり苛立ったりしつつも、最後にはカミュの身勝手を許してしまう。世界はそれを愛と呼ぶんだぜ。


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