「なぁ その話……」
「オレにも 噛ませてくれないか?」
概要
スカーレット(左)・バイオレット(右)における制服
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で登場するキャラクター。
リーゼント頭と眼鏡が特徴のちょいワル風の初老の男性。一人称は「オレ」。
制服から分かる通り、オレンジアカデミー / グレープアカデミーの学生である。とはいえアカデミーは年齢不問な非進級式一貫校なので、ご年配な学生はパルデア地方の各地で見られ、特段不自然なことではない。それでも短パンはややミスマッチな感があるが。
スター団へ挑もうとする主人公の目の前に突然現れ、対スター団の協力者としてカシオペアと共にサポートしてくれる。
名前の由来については、ドイツ語でカーネーションを意味する「Nelke」等の説がある。
本作では同じく名前の由来が被るキャラが存在する。
「校長……?」
「今のオレは ネルケ…… そういうことに しておいてくれ」
正体はなんとアカデミーの校長を務めるクラベルである。
……初登場の時点で主人公に即座に見破られているが。
サングラスの奥の顔つきをよく見ればクラベル校長だと気付ける上に、会話している際の仕草もクラベル校長と同じである。
クラベル校長は発売前、およびプレイ開始直後に黒幕と疑われていたが、このバレバレの変装(どちらかというと変な装いの意)で唐突に出てきたことにより、その疑惑は即座に晴れることとなった。
ただ、そのリーゼントと短パン姿というシュールな外観に気を取られて気づかなかったプレイヤーもいたようで、劇中でも主人公以外の生徒にはまったく気づかれていない。
ちなみに学生に扮していたのは教師(まして校長)相手ではスター団の生徒たちが本音を語ってくれないと考えていたからと語っている。スター団のアジトに挑む主人公の元に現れサポートをしながらも、立場を隠して彼らが抱える問題に向き合おうとしていたのである。
この姿ではちょいワル風の言葉遣いで学生に扮している(つもり)のようだが、しょっちゅう素が出ており、主人公に「校長ですよね?」と指摘されても「ここではネルケということにしてくれ」と返すため校長=ネルケは公然の秘密と化している。
校長室でのサブイベントでも変装について相談される場面があるが、どうやらリーゼントに強いこだわりと思い入れがある様子が描かれており、不良グループに肩入れしているのも元ヤンキーだったからではとプレイヤーの間で噂されている。
また、ハッコウジムでは、唐突に現れたクラベル校長がナンジャモによりジムチャレンジに協力させられる一幕があるが、あれもスター団の調査のために各地を巡っていたと考えればあの場にいたことの説明がつくだろう(実際、ハッコウシティの近くにはメロコ率いる「チーム・シェダル」のアジトがある)。
やがてアジトのボスと戦う内にアカデミーとスター団に纏わる真実に気づき、更にその元締めであるマジボスの正体にも気づく。
事件収束後、スター団はSTCとなり団ラッシュもトレーニングの一環として残る。
そのトレーニング中、ネルケもカチコミの時と同じくサポートとして来てくれる。
…本人いわく指導員として同行しているようだが、スター団のメンバーには既に正体が割れているはずなのになぜか校長じゃなくてネルケの姿(ご丁寧に話し方も一部素は出ているものの、ネルケのもの)である。
ちなみに校長は対決時に主人公の選んだパルデア御三家に相性有利な御三家の最終進化系を使ってくるが、このネルケの時の格好的に『本来スタッフの想定していた正式な相棒はウェーニバルではないか?』と言うファンも。
関連タグ
ロイヤルマスク:『ポケットモンスター サン・ムーン』に登場する謎のプロレスラー。