概要
スーパーマリオワールドより登場したキラーの派生種。
英語名は『Banzai Bill』(バンザイ・ビル)。
一言で言えば特大サイズのキラー。基本的には通常のキラーどころかマリオやクッパよりも更に巨大であり、大きさに関しては一般のザコ敵とは一線を画す。ちなみに通常のキラーは作品によって口や腕があったりなかったりするが、マグナムキラーは大きく裂けた口があり、腕は存在しないデザインでほぼ統一されている。また、頭部先端は丸みを帯びている場合が多い。
初登場のスーパーマリオワールドでは基本的にキラー砲台が登場せず、キラーは「ズドン」という発射音の共に画面外からいきなり飛んでくる場合が多い。そしてこれはマグナムキラーもほぼ同様で、所定の位置までマリオがやって来ると突然前方から飛来する。ザコ敵とは言えいきなり目の前にマリオの数倍の巨体を誇る相手が現れるインパクトはなかなかに強烈。ちなみにマグナムキラーの出番はワールド1-1の最序盤に用意されており、本作を始めて2体目に遭遇するザコ敵となる場合が多い(ただし本作の1-1はスルーしても進めるため、1-1に挑戦しなければ初登場のタイミングを大きく遅らせる事もできる)。
マントチョップや急降下地震、ファイアボールなどは効かず、ヨッシーも食べられない。しかし、実は普通のキラーと同様に上から踏みつければあっさり沈む。ちなみにジャンプが有効なのはほぼ全ての登場作品で共通しているので、恐れず立ち向かってみれば案外簡単に倒せたりする場合が多い。また、踏めば倒せるとは言えあまりの大きさに対処が難しい場合もあるが、そのような状況でも対応できるように地面の窪みや壁などを利用すればやり過ごせることも多い。ただし作品によっては地形やブロックなどを破壊しながら突き進んできたり、着弾すると大爆発する場合もある。
作品によっては専用の砲台が登場する場合もあるが、当然ながら尋常ではないほどの特大口径。こちらも場合によってはクッパ以上の大きさ。
クッパ軍団所有の兵器であるため、マリオ&ルイージRPG3!!!ではマグナムキラーを持ち出して戦うイベント戦もある。この際に持ち出される巨大な砲台は一応は人力で動かせる規模(それでも1人や2人では無理なサイズ)。
巨体が勢いよく突っ込んでくる迫力からか、アクション系作品以外でもプレイヤーを驚かすギミックの一種として採用されている例も多い。また、大乱闘スマッシュブラザーズDXではフィールドギミックとしても登場している。何気にスマブラデビューはキラーより早かった。
しかし、マグナムキラーかと思いきや実は普通のキラーの大型個体という例もある。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ではクッパ軍団の最終兵器として登場。クッパの命令でクッパ城の火山から発射されキノコ王国を爆破しようとしていたが、マリオに誘導されて異空間で爆発。それが原因でマリオ達がクッパ城もろともブルックリンに飛ばされてしまう。